批判されたらどう対処すべき?批判・非難する人の心理と批判したい心の抑え方

心の在り方

あなたは人から批判されて嫌な気持ちになったり、人を批判してぎくしゃくしたり、なんていう経験をお持ちではないでしょうか。

 

「お前はこんな事もできないのか!」
「なんであいつは人の気持ちを考えずに喋るんだ!」
「あの人、なんか気持ち悪いわ・・・」

こんな批判・非難は日常茶飯事で飛び交っている事でしょう。

 

人と人がコミュニケーションをとって生きる現代社会では人と人との間に摩擦が生じ、批判の応酬、非難合戦に発展することも珍しくありません。

TwitterなどのSNSの中で連日起こる「炎上」はまさに批判・非難の連続攻撃と言えるでしょう。

 

そして批判された側は自分が「否定」されたと感じ、大きなストレスを感じる事にもなります。批判をした側だって、行き過ぎれば後に今度は自分が批判の対象にさらされる事も珍しくはないですよね。

 

ここでは批判する人の心理はどういうものなのか、またその心理を理解した上で、批判をされた時および批判をしたくなった時にどう思考し、どう行動すると良い結果に結びつくのかを考えてみたいと思います。

 

あなたも人から批判されたり、人を批判したくなったりして、心にいやーな気持ちを貯め込むことがあると思います。この記事を参考に少しでもそのいやな気分を払い飛ばし、うまく社会の荒波を乗り切ってください。

 

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批判の意味

批判」はもともと「客観的にみて良し悪しを指摘する」という意味で、否定的な意味合いは本来ありませんしかし現在は「否定的な評価」という意味も持った使われ方が多いかなー、とは感じますね。

 

単純に良し悪しを指摘する、という意味だと「批評」の方を使う事が多いです。

「批判」はどちらかというと「批難」という言葉に近づいているのかもしれません。人を悪い意味で評価する、人をけなす、といったニュアンスを持ち始めているのかなと思います。

そこで、ここでは「批判」を、悪い評価、けなす評価という意味合いを持つ言葉として使ってみる事にします。批難・非難と読み替えて貰っても構いません。

 

なぜ人は批判するのか

同じ批判でも、批判するに至った経緯・理由は様々です。

人がなぜ批判してくるのかを理解できれば対処の仕方もいろいろ工夫できるのでしょうが、そればっかりはなかなか分かりません。相手の心を読む事は出来ませんから。

直接批判の理由を尋ねてもはぐらかされることだってあるでしょう。

 

しかし、こんな理由もあるんだという事を理解しておくだけでも、自分が批判された時、批判しそうになった時に一歩引いて考える事が出来るようになり、大きなダメージに至らずに済むかもしれませんよ。

 

単にむしゃくしゃしている

自分の虫の居所が悪い時に周りに当たり散らす人っていますよね。むしゃくしゃしているから目に付く人を批判する、という行動に出る人がいるのです。

また、自分の体調や心の調子が悪い時に気を紛らせようとして外側、つまり他人を攻撃する、という人もいるでしょう。

 

批判に中身が伴っていない時、相手の事を全く考えていないような物言いの時は「あぁ、むしゃくしゃして批判してるんだな」と考えましょう。

まともに受け取ってはいけません。

 

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理想論を振りかざしたい

なんでもかんでも人の事を批判している場合、自分の持つ理想を押し付けようとしている可能性があります。

「そんなやり方じゃだめだよ!もっと考えなよ!」
「子供の将来は弁護士以外認めないからな!」
「こう考えるべきなんだ!そうだろ?」

 

できもしない夢物語だろうが、突拍子もない未来論だろうが、自分が信じた理想論を大っぴらに展開して、他人の言う事には聞く耳もたず、そんな人がいるのです。

なんかでっかい事ばっかり言ってるけど、全然具体的じゃないな、というような話し方をする人がいたら要注意です。

 

楽しいから批判する

SNSでの炎上で、炎上させている人は他人からの反応が面白いから批判という攻撃をし続ける、という側面があると思います。

いわゆる愉快犯というやつです。

単に楽しいから人を批判する、という行動をされた場合、批判された側は迷惑この上ないわけですが、まともに反応するとさらに図に乗らせてしまう事が明らかなので、下手に刺激しない方が得策です。

 

ストレス発散している

愉快犯にも似ていますが、批判して相手や周囲の反応を見る事でストレス発散をしている人である可能性もあります。

 

批判をすると周りがヒートアップして応酬してくるんで、スカッと楽しいんでしょうね。スカッとすることがクセになって、批判を止められないのです。ちょっと悲しい人ですね。

 

ストレスのはけ口にされてるなーと感じたら、それ以上深く関わらない事をおすすめします。

 

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距離感が分からない

闇雲に批判をしてくる人は人付き合いが苦手な人の場合があります。むしろあなたと仲良くなりたいと思っている可能性すらあり得ますね。

じゃれ合いの延長のつもりで批判をしてくる場合、批判される側にとっては迷惑この上ないですが、人付き合いが苦手なんだろうな、と感じる人とは距離感を置いてみるといいかも、です。

 

或いはそんな人であっても仲良くなりたいのであれば距離感の何たるかを教え込んでみるのもまた一手です。

 

コンプレックスを持っている

自分の中で人より劣っている、能力が低いといったコンプレックスを感じている人は、何とか他人より優位に立とうとして、無駄な批判をしてくる場合があります。

 

お金のない人がお金持ちに対して「金だけ持ってても心が貧しかったらダメだ!」なんて感じで批判をしているのもたまに耳にしますが、なんでお金持ちの人の心が貧しい事が前提になっているのかもよく分かりませんし、そんな批判してて悲しくならないのかな、とも思ったりします。

 

コンプレックスの裏返しで自分の方が上だ!とアピールしたいんですね。無意識かもしれませんが。

こんな事を繰り返していると、上下関係や特定部分の優劣でしか他人を判断できない、というような悲しい人間になってしまいます。

 

そんな人間になってしまえば、人から疎まれること必至です。

 

価値観の違いを受け入れられない

考えがちょっと違うだけで批判してくる人っていますよね。相手の行動が意図していたものと違っていたりいると批判する、なんて人も同じです。

人の数だけ違う価値観があるはずなのに、それを受け入れられないなんて生きづらくないんですかね。そもそも心がちっさいんですよ。

 

価値観の違いを吸収して組み合わせて良いモノを生み出す事によって、文化は発展してきたはずです。

人間も同じですよ。価値観の違う人の意見をうまくくみ取って自分の中で咀嚼して、自分の人生に活かして行けばいいだけなのです。

 

価値観が違うからと言って無闇に「それは違う!訂正しろ!」なんてやっていたら自分も進歩しないですし、相手にとっても迷惑なだけです。

 

・・・、と書いてて思ったのは、「価値観が違う人を批判しない」という考え方と違う人(つまり価値観が違ったら批判する人)がいたら、その人を批判しないのが、私のポリシーなわけなので、やっぱりどんな価値観だろうが否定したくないんですよね。批判しても仕方ないですし。

 

まぁ自分と相手が共に良い方向に進める行動は何なのかを考えてみるのが大事だ、ということを言いたかっただけです。

 

批判された時の心の防御策

批判にさらされると大きなストレスが襲ってきますよね。誰でも批判されれば、大なり小なり自分が否定された気分になるものです。そして少なからず落ち込みます。

 

そのストレスのせいで心を壊してしまっては元も子もありませんので、批判に対する対策、心構えを持っておくことが必要です。

 

批判してくる人の気持ちを理解する

上でご紹介した通り、批判する人はコンプレックスを持っている場合があります。

自分にないモノ、自分が出来ないコトを他の人がやっていると、うらやましくなったり妬ましくなったりして、批判めいた言葉を発してしまうのです。

 

自分が羨ましいから批判してくるんだな、くらいの気持ちで受け止めると良いのではないでしょうか。

むしろ相手に出来ないコトが出来る自分の方が優位にいるんだ!くらいの心持ちでいましょう。実際に口に出さずとも、そんな余裕を持って相手の批判を聞いてみると少しは心乱さずにいられるのではないでしょうか。

 

言葉を受け流す

「また批判された・・・もうだめだ・・・」
「なんでいつも嫌なこと言ってくるんだ。ちくしょう。。」
「明日も上司に叱られるのか・・・。もう会社行きたくない。。」

こんな調子で人からの批判を真正面から受けすぎると、あなたの心が壊れてしまいます。

 

であれば、

「まーた何か言ってるよ」
「あぁ言ってるけど自分の考えとは違うなー」
「一応聞くフリだけはしとくか・・・」

 

と、ある程度鈍感に受け流すのが得策です。まともに反応したってどうせ相手は調子に乗ってさらにしつこく言ってくるだけなんですから。

全部受け取る事はせず、3割は受け入れるとして、7割は流す、それくらいでちょうどいいんです。

 

それにしても会社で出世する人って、ことごとく人の言葉をうまくかわして、自分の主張したい事をねじ込んでいく、なんて芸当をやっていますよ。人の批判を受け流すのがうまいなー、といつも思うんですよね。

 

いちいち批判をまともに受けていたら身も心も保ちませんから、適度に流す位で丁度いいのです。

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距離を置く

批判をしてくるという事は、少なからずあなたに興味がある、ということでもあります。

であればあなたへの興味が削がれるように、その批判家と少し距離を置いてみるのも一つの手ですね。

 

今までは会話をするようにしていたけど、あいさつ程度までに留めてみるとか、なるべく物理的に会わないようにしてみるとか、ですね。

そうすれば相手にとっても何が悪かったのかを考えるきっかけになり得ます。

 

こういう人なんだなとひとりごちる

批判ばかりしてくる人に対して「あぁ、こういう人なんだ」と納得して、それ以上深く付き合わない事も一つの手でしょう。

 

コンプレックス持ちの批判家に対しては、逆にその人を褒めてあげると自分の味方になってくれる可能性があるのですが、まとわりつかれたりと面倒な事になる可能性もあるので、あまり刺激しない方が良いかもしれません・・・。

 

批判をしたくなった時の行動

あなたが他人を批判したくなった時には、それが本当に必要な批判なのか、自分にとっても相手にとってもただ悪い結果しか生まないのではないか、と少し立ち止まって考えてみて下さい

ここでは批判をしたくなってしまった時の行動、心持ちを考えてみたいと思います。

 

自分の信念がある人は批判したりしない

上で価値観の違いに我慢できずに批判してしまう人がいることをご紹介しました。

 

人と価値観が違おうと何しようと、自分の中にぶれない「」「信念」があれば、他人の価値観に闇雲に批判を入れる必要などないのです。

周りを見渡してみて下さい。ぶれない人って自信に満ち溢れていて、無闇に人を批判したり非難したりしませんよね。

 

逆に考えると、人を批判したり非難したりしない、という事を続けることによって、自分に自信を持たせ、信念を芽生えさせることに繋がるのではないでしょうか。

 

批判すればするほど苦しくなる

上記でご説明した通り、人を批判する人、見下す人は心の奥底にコンプレックスを抱えている場合があります。

 

そして、人を批判・非難しようが相手を下に見ようが、それによって自分のレベルが上がるわけではないので、いつまでも経っても自分は現状に留まったまま・・・。進歩することはありません

そう、他人を批判すればするほど、自分のコンプレックスや居たたまれない現状が露わになってしまい、さらに苦しむことになるのです。

 

他人を批判して自分の優位を示したい気持ちは分からんでもないですが、はたから見てても滑稽ですし、あなたがあなた自身を追い込んでしまう事になりかねませんので、批判・非難はほどほどにしておきましょう。

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まず自分を批判してみる

人を批判したくなったら、その前にまず自分を批判してみましょう

「自分はなんでこんなイライラしてるんだ」
「批判する自分ってカッコ悪くない?」
「批判する前に相手の事をもっとよく考えようよ」

こんな感じで一拍置いてみるのです。そうすれば批判する事以外の心情が生まれてくるかもしれません。

 

感情に任せて人を批判・非難しても良い事なんて何もありません。一旦批判を自分に向けてみて、本当に他人を批判する必要があるのかをちゃんと考えてみて下さい。

 

批判をした後にフォローする

批判するからには、その後に建設的なアドバイスフォローなどを入れると、単なる否定で終わらずに相手との関係を保ち続ける事ができるでしょう。

「あの件、厳しく言ったけど方向性は間違ってない。進めて行こう」
「ここは間違ってるけど、こっちはいいね。やってごらん。」
「なるほど、こういう考え方もあるんだな。教えてくれてありがとう」

 

批判をしてそれで終了とはせずに、必ずフォローを入れることを意識するだけで、他人との関係が良好になりますよ。

 

あえて褒める

批判したくなるような事があったとしても、全く逆のことをしてみると、器の大きい人、と見られますよ。

 

私の職場でも、いつも犬猿の仲に見えた二人がいたのですが、ある時一人が他方を褒めたんですよね!

「良い事言うね!」

というような言葉で。

 

とてもびっくりしましたね。普段は相手の批判こそすれ、褒めたところなど見た事なかったものですから。

その時、褒めた人物に対して「なかなか懐が深いなー」と感心しまったわけです。もしかしたら、考え方を変えたのかもしれないですね、「批判ばかりしていたって仕方ない」と。

 

批判するだけはなく、相手の良い所を見つけて褒めてみると、相手そして周囲のあなたを見る目がガラッと変わりますよ。

 

余裕を持つ

批判する人を見つける暇がないくらい、他のことに没頭したり、他の人と楽しく関係を築いたり、といった行動によって心に余裕を持てると、他人をむやみに批判したりしようなんて思わなくなります。

 

余裕のある大人ってかっこいいですし、落ち着いていて他人を悪く言ったりしませんよね。そして信頼されています。そんな風に周りから思われたいと思いませんか?

 

イライラする気持ちを抑え込む

むしゃくしゃした気分で批判してしまう人がいるというご紹介をしましたが、あなたもイライラとした時にちょっと気に食わない事が起きたからといって、感情にまかせて批判・非難してしまった事、ありませんか?

私はありますねぇ。職場の同僚にもありますし、家族に対しても。。。決まって後になって後悔するわけですが・・・。だったら最初から批判なんぞするなよ、と自分に言い聞かせますが、のど元過ぎれば何とやらでまた繰り返してしまう・・・。

 

周りから見てると痛い事この上ないです。「あー、感情的になっちゃってー」という目で見られ、心が離れて行く大きな原因になり得ます。

 

こんな事が起こらないようにするには普段からイライラを感じずに過ごすことが必要なんですが、人ってなんでイライラするんでしょうね。上でも書いた通り余裕がない人はイライラしやすいでしょうし、また心身が疲れている人も些細な事で心が荒れやすくなるでしょう。

 

生活を根本的に変えてみると心の在り方も変わるのでしょうが、忙しい毎日を送る人は生活の習慣や食習慣を変え切ることなど困難だと思います。また歳のせいで年々イライラ度が増している、なんて人も多いと思います。

 

そんな方はサプリメントの力に頼ってみるのも一つの手です。「事あるごとにイライラしてしまう」「活力が無くなってきた」「夜眠れない・・・」そんな症状の改善に役立つ心身集中ケアサプリメント【ローキュア】をおすすめします。

 

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イライラを自分でコントロールできない、という方はぜひお試しあれ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。批判する人の気持ちを紐解き、批判された時の対処、批判したくなった時にとるべき行動・思考についてご紹介しました。

 

あなたは批判ばかりが飛び交う社会と、相手を認める言葉が飛び交う社会、どちらに身を置きたいですか?

 

相手を褒める事を制度として導入した会社の業績が伸びた、なんてニュースをこのところよく聞くようになりました。そんな制度があれば、批判ばかりが聞こえてくるような職場よりは働きやすいですよね。

あからさまなおべっかや無理やりな褒めはちょっと気持ち悪いものがありますが、批判・非難よりは100倍マシです。

 

批判ばかりする社会にしないために、あなたが住み良い社会にするために、まずあなたから行動してみてはいかがでしょうか。

 

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