「言い訳」
それは自分の身を守ろうとして発せられてしまう言葉です。
Weblio辞書によると、言い訳というのは
自分の言動を正当化するために事情を説明すること。また,その説明。弁解。
となっています。
言い訳には「自分は悪くない!」というニュアンスが含まれるので、ネガティブな意味で捉えられることが多い言葉でもありますね。
自分の子供なんかを見ていて思いますが、自分に都合の悪い事が起こると必ずといっていいほど
「お母さんがそう言ったんじゃん」
「お父さんがやれって言ったんでしょ」
なんて言葉を浴びせてきます。
まぁ子供なのでまだまだそれ以外の返し方が分からないのかもしれません。
言い訳、うちの子だけじゃないよな・・・?
今回はある程度成長してからの「言い訳」に焦点を当てます。
中学生以上まで大きくなった一人の人間が言い訳をしまくっていると成長止まるし信頼失うよって話をしたいと思います。
「言い訳」は思考を止めてしまう悪魔の言葉です。
言い訳し過ぎの方、足踏みして先に進めない人生になってしまっていませんか?言い訳に対する考え方を改める時が来ているかもしれませんよ。
なぜ言い訳で思考が止まるのか
思考が止まれば成長が止まる、そして結果的に周囲の信頼も失う、その原因になるのが
「言い訳」です。
なぜ言い訳は思考を止めてしまうのでしょうか。
それは
「自分は悪くない!悪いのはあいつだ!」
という責任転嫁の意味が言い訳に込められてしまうからです。
自分には責任がない、と言ってしまえば自分でやらなくてもよい、自分がやった事は間違っていない、自分は関係ないという事を意味することになるので、自分はこれ以上何もする必要がない、という事を言っているに等しいのです。
であればそれ以上前には進みません。何もやらなくていいなら思考も止まってしまいます。これが“言い訳”の悪い所です。
言い訳は他人など周囲に責任をなすりつける発言ですから周りの人からは疎まれ信頼を失う結果にも繋がってしまいます。
思考が止まる言い訳の例
こんな言い訳してませんか?という悪い言い訳の例をいくつかお伝えします。
よく言っちゃってるわ・・・
という人は一度立ち止まってみましょう。
人のせいにする言い訳
あいつが遅いから自分も間に合わなかったんだ!
となりの課の上司がチャチャ入れてきたからうまく行かなかった
私生活や会社で聞こえてきそうな言い訳ですね。まぁ気持ちはわかります。自分の失敗を誰かのせいにしたい言い訳。
しかし、そういった他人の影響を考慮した上でうまく事を運ぶことが求められているんだ、という事を理解する必要があります。
学校や職場、私生活で「人のせいにばかりして何も改善しようとしないヤツ」を見るととっても不快にならない?
人のせいにする言い訳ばかりする人は周囲からどう見られるかを考えてみましょう。
周りの環境のせいにする言い訳
人のせいにする言い訳と通じるところもありますが、今度は全体のせいにする言い訳です。
会社が認めてくれない・・・
社会が悪い制度作るから自分は報われないんだ・・・
そんな感じで会社や社会など周りの環境のせいにしている限り自分の力でどうにかしようという発想には至りませんから、苦境を脱することは難しいでしょう。
いるよな、会社とかのせいにして愚痴言いまくってるやつ。厳しい事を言えば、そんな会社にしか入れなかった自分の能力・努力・見る目のなさの方にまず目を向けた方がいい。
単なる言いっぱなしの良い訳が本当に自分のためになるのかを考えた方が良いです。
言い訳を減らす・うまく言い訳する事で前に進む
言い訳があなたに悪影響を及ぼすことは間違いありませんが、完全に言い訳を0にする、というのも難しいでしょう。
言い訳を極力減らしたり、うまく言い訳をする方法についてご紹介します。
周りの人を不快にする可能性が小さい言い訳な
非を認めて言い切る
失敗したり出来なかったりすることに対して、
・自分は悪くない
・誰かのせい
などの言い訳していても相手をさらにイラつかせてしまうだけです。
失敗したのなら端的に
「私の力不足」
「謝罪する」
「根本原因はこれ」
というように自分の非を素直に認めて次に繋げる発言をすればあなたの評価が上がるはずです。
けっこう非を認められない人っているけど、見苦しいだけ
自分が言われてイラつくような言葉を自分で発しないように注意です。
人のせいにせず自分を中心とした表現にする
「あの人のせいで失敗した」
前述の通り良くない言い訳です。
これを
「あの人の助言を受け、自分の考えも盛り込んだ結果失敗した。」
自分を登場させることが大事です。それだけで自分ごと、自分にもちゃんと責があるよ、と言えているからです。
人はとかく無責任な人を嫌います。自分が何を考え自分がどう行動したのかを明らかにすることで無責任感を出さないようにする事で周囲からの信頼損傷を最小限に食い止め、自身の考え方も投げやりにならずに済みます。
ポジティブな言葉に置き換える
言い訳をポジティブな言葉に完全に置き換えてしまいましょう。
「会社が認めてくれないのが悪い!」
↓
「会社が認めてくれるように頑張る!」
「あいつの入れ知恵のせいでうまく行かなかった!」
↓
「あいつの考えをこう捉えればうまく行ったな!」
頭で考える場合も口に出す場合も無理やりポジティブ表現に変えてしまいます。
愚痴で終わらせてしまうと後味が悪くやる気も出ませんが、前向きにアウトプットすれば行動も前向きに出来ますよ。
ポジティブな言葉で発言を終える
言い訳を言いたくなった時でも、言葉の最後はポジティブで絞めるようにします。
改善案だったり前向きな未来像だったり明るい話だったり。
「会社が認めてくれないのが悪い!」
↓
「会社が認めてくれないのが悪い!でも1か月後には認めさせてやる!」
「体調が悪かったから失敗した!」
↓
「体調が悪かったから失敗した!次回は体調万全にして臨む!」
といった感じですね。
ネガティブな言葉で終わると思考もネガティブを引きずってしまいますが、ポジティブに締める事で先へ繋げます。
まとめ
以上、“言い訳”の悪影響とダラダラ言い訳を垂れ流すことからの脱却方法をお伝えしました。
言い訳は自分の価値を低める悪魔の言葉です。言い訳が口から出てきそうになったら一旦飲み込んで考えてみましょう。
・今言うべきことか
・別の言い方はないか
などなど、冷静に考えてみるべきです。
言い訳を続けて周りから避けられる人生を送りたくないなら“言い訳”をコントロールするんだ。
言い訳が多いなぁ、という人は参考にしてください。
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