今の日本は本当に落ちぶれっちゃったな・・・。だから俺の生活も苦しんだな。
私が今ダメになっているのはあの会社のせいだ!
あいつのせいで俺は今こんな体たらくだ
そんな風に、いつも他人や周囲の環境のせいにしている人って結構いますよね。
他人や環境のせいにばかりしている人って周囲から見ると滑稽なんですが、本人たちはもうそういう性格・クセになってしまっています。
今回は、人のせいにする人たちの心理を解き明かすとともに、人のせいにする人がなぜ成功できないのかについて考えてみたいと思います。
他責思考か自責思考かで人生は大きく変わるぞ。
他責、つまり責任を他人に求める性格は、当然のごとく周囲の反感を買います。誰だって「お前のせいだ!」なんて言われたらいい気分はしませにんよね。
そこで他責を抑えて自責を鍛えていくことで人生を好転させる術についても考えてみます。
人のせいにしちゃうこの性格を直したい・・・
という思いをお持ちの方は参考にしてください。
人のせいにする人の心理
他人のせいにする人はどのような考え方をしているのでしょうか。
人のせいにする人の心理を確認してみる。
人のせいにしがちな人はどれくらい当てはまっているでしょうか・・・?
自分の間違いを認めたくない
自分が何らかの失敗をしたのにも関わらず、周囲の意識を他へ向けさせるために他人のせいにしちゃう人、いますよね。
自分の間違いを認めたくない心理が働いています。
プライドが高すぎる人、とも言える。
自分の間違いを素直に認めない人って、カッコ悪いですね・・・。
怒られたくない
「逃げたい」と表現してもいいかもしれません。
うまくいかなかった事に対して攻め立てられたくないから、人のせいにしたくなっちゃうんですね。
気持ちは分かるが、周囲からの評判は落ちそうだ。
怒られたくない気持ちが先行してしまう人は要注意ですね・・・。
自信がない
自分に自信がない人は、何をやっても自分ごととして考えるのが苦手なので、何か想定外のことが起こると人のせいにしがちです。
自信の無さが他責思考を育ててしまっている可能性があります。
自分の知り合いに、いつもおどおどして自信なさげで、何か嫌なことがあると他人や社会のせいにする人がいる・・・。
精神を安定させたい
人のせいにすることで責任を他に転嫁できるので、一時的に心が軽くなります。
「人のせいにする」言動は、ストレス緩和のための麻薬だな。
人のせいにする事が精神安定剤になってしまっていると、次回も人のせいにしてしまいがちです。
そして同じような状況はまたやってきますし、その度に人のせいにしていては何も進歩しませんよね・・・。
麻薬と同じで、「人のせいにすること」はいつか人生を崩壊させることになるかもだ。
認められたい
人は「承認欲求」を持っています。
つまり、人は人から認められたいのです。
実力がなかったり成果を挙げていなかったりすると、正攻法では承認欲求が満たせずに、人を貶めることによって自分を無理やり高く見せようとしてしまうんですね・・・。
そんなことで自分への評価が上がることはまずないんですが、本能にも似た承認欲求を渇望して、「人のせい」を選んでしまうわけです。
認められたいなら自分で成果を挙げてアピールできるようにするのがベター。
嫌いな人への八つ当たり
単純に、他人を貶めようと「人のせい」にする人もいます。
その行為は第三者から見ると醜くて不快なだけなんですが、気に入らない人に嫌がらせをしたくて溜まらない人種がいるのです・・・。
そういう人間の心理は理解したくもないが、実際にそういうおかしな輩は存在する。
ちょっと考えれば当たり前の事ではありますが、嫌がらせで人のせいにする人の末路は、誰にも信頼されずに落ちていくだけでしょうね・・・。
人のせいにする人が成功できない理由
「人のせい」にばかりする人は、以降で挙げる理由によって人生うまく行かない場合が多いと思われます。
人のせいにする人は成功するための条件を自分で捨てていることになる。
反省しない・失敗を振り返らないから
他人や環境のせいにしてしまうと、「悪いのは俺じゃない」という思考になってしまいますから、失敗しても反省しなくなります。
反省をしなければ当然改善案も浮かんできませんから改善できないですよね。
今の問題点を改善できなければ生き方も良くなっていかないと思う。
私も今まで失敗の振り返りというのをあまりして来なかったので、その点はひたすら反省です・・・。
自分で考えないから
他人のせいだと思えば、自分がその後に考えることをしなくなります。
つまり、思考が止まるワケだ。
思考が止まってしまえば次に繋がるわけがありませんよね。
他人や環境のせいにする
↓
自分で考えなくなる
↓
良い仕事・良い生活ができなくなる
という悪循環に陥るのではないかと考えます。
自分で考えることを止めたらおしまいだ。
成長しないから
失敗の振り返りをしなくなることや思考が止まることに通じますが、人のせいにしている限り、自分の成長がそこで止まると考えていいでしょう。
成長が止まればそれだけ成功から遠のくことになりますよね。
大人になってからも成長は必要。いやむしろ大人になってからの成長がモノを言う。
成長が止まると、社会の中で頼りにされなくなっていきますよ・・・。
責任感がないから
他人のせいにばかりしていては、何事も「自分ごと」と捉えられなくなります。
自分の事として思えない、ということは「責任感」がない、ということに繋がってしまいます。
責任感の無い人に大切な仕事は任せられないですよね・・・。
会社にも責任感が欠けた社員っているよな。そういう人たちは得てして大した仕事をしていない。
責任感の無さは周囲の人に透けて見えていますよ・・・。
信頼を失うから
責任感がなかったり、いつまで経っても成長しなければ、必然的に社会の中で評価されませんよね。
つまり信頼を勝ち取れない・信頼を失ってしまうことに繋がります。
信頼を失えば成功に繋がる仕事や行動に制約が出るのは必至です。
信頼は仕事や生活における全ての土台だからな。
人のせいにする考え方を直していくには~自責思考を鍛えよう~
「人のせいにする事」は大きなデメリットがあることを見てきました。
では、人のせいにする事を卒業するにはどうすればいいのか、意識の変革方法を見ていきたいと思います。
何が起きても自分に原因があると考える「自責思考」を鍛えていくのだ。
他責はいつか自分に返ってくる事を理解する
人のせいにする、つまり「他責」はいつか自分に返ってきます。もちろんネガティブな方向で。
人のせいにする
↓
人の反感を買う
↓
信頼を失う
↓
仕事や生活に支障が生じる
という流れの結果を見れば明らかで、他責の態度で生きていくといずれは自分の不利に繋がってしまうわけです。
人のせいにし続ける限り、自分が損をするだけだという事を理解すべきだと思う。
自分がまず直せるところを考える
何か嫌なことがあった時、失敗をした時、他責の言葉を発する前に、自分の落ち度がなかったか、自分で直せるところがないかをまず考えてみるといいと思います。
人のせいにする言葉を口にする前に、自分で何が出来たのか・出来るのかを考える癖をつけるのだ。
これが「自責思考」ですね。
何が起きても自分の責任だ、自分に原因がある、と考えれば次に繋がっていくはずです。
相手の言葉を一旦受け止める
相手の考えや行動に対して常に否定の気持ちを持ってしまっているのはもったいないです。
相手からの言葉に対して、「それは違う!」という気持ちを抱く前に、一旦受け止めましょう。
他人に対する否定の気持ちが「人のせい」に繋がってしまうことが結構あるわけです。
人のせいにしたくなる気持ちを一旦飲み込んで、ひとまず相手の言う事を聞き入れるのだ。
「仰る通り、この企画は〇〇のためにやっています。」
「なるほど、そういう考えもありますね。」
といった感じのワンクッションで、相手の言葉への理解を示します。
これだけで随分イメージが変わるはずですよ。
他人に期待しない
他人に対して異常なまでに「何かをやってもらう」事を期待するのはやめた方がいいでしょう。
「やってもらえないのが当たり前」
「やってもらえたら儲けもの」
くらいの気持ちでいることです。
これくらいの気持ちで過ごせば、何か問題が発生した時も人のせいにする事なく、「そういうこともあるわな」程度の考え方ができるようになります。
他人に期待し過ぎると、とても疲れる。自分の経験でも実証済みだ・・・。
素直に間違いを認める
いや、失敗したのは俺のせいじゃないし。あいつがあんな事言うからこんなことに・・・
私は悪くない!私がやりたかったわけじゃない!上司に言われて・・・
こんな感じで自分の非を認めない言動は非常にかっこ悪いです・・・。
周囲の人も当人が悪くないことを理解しているならこんな事言う必要ないですし、実際に当人に責任の一端がある場合にこんな事言ってたら無責任で滑稽です。
つまり、人のせいにする言動は口に出した時点で恥ずかしい事なのだ・・・。
何かまずい事が起こったら、一旦自分に非のところを認めて必要に応じて謝罪をする事です。
その後に建設的な話を開始すればいいだけです。
言われた側の気持ちを考えてみる
「子供がこんな風に育ってしまったのはお前のせいだぞ!」
配偶者からそんな事を言われたらどう思いますか?
「自分のせいだけじゃない!」
と思うに決まってますし、誰かのせいにしようとする相手に対して不信感を抱くに決まってますよね。
人のせいにするという事は言われる人がいるわけで、言われる側は多くの場合不信感・不快感を感じることになる。
不信感・不快感から関係が悪くなってしまいますから、良い事ないですよ。
自分に降りかかる事は自分の責任であることを理解する
会社での失敗もプライベートでの問題も、自分が関わったのであれば自分に責任の一端がある、という事を理解することです。
一見、自分のせいとは思えないことであっても、謙虚な姿勢を見せることで助けを得ることが出来ます。
逆に、かたくなに「自分のせいじゃない!会社が悪いんだ!」と叫んだとしたら、そりゃ誰かが問題解決の手助けをしてくれるとは思いますが、それは他責の言葉を発した人物のためではなく、他の社員のため・会社のためなワケです。
逆に、「人のせいにした人」「会社のせいにした人」は同僚から白い目で見られ、徐々に蔑まれていくことになるでしょう。
他責にしてしまう人は信頼を失うからです。
自分が関係する出来事は自分の責任だと考えられる人が成功に近い人と言える。
まとめ~人のせいにせず自分の責任と考えよう~
という事で「人のせいにする人」の末路と「人のせいにしないための考え方」についてご紹介しました。
お前のせいだぞ!
なんて言われたら明らかに不快感を覚えますよね。
「人のせいにばかりする人」は疎まれるわけです。
自分の保身のために「他責」の言動をする輩からは段々と人が離れて行くことになる。
人のせいにする前に、自分の落ち度がなかったか、自分にできる事がなかったかをまず考える事が「信頼」を得ることに繋がります。
「信頼」は人生において大きな力を発揮し得る見えない力です。
「他責」から「自責」へ。一度立ち止まって考えてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
コメント