この資料、完璧に仕上げなきゃ・・・
100%までやらなきゃ仕事じゃない!
そんな思いで仕事をしている人は確かに頑張っていると言えます。
しかし、同時にその頑張りが自分の首を絞めてしまっていないでしょうか。
・完璧になるまで上司に見せない
・細部が気になってなかなか前に進めない
・中途半端な状況で人に見せるのは恥ずかしい
そんな仕事の仕方では、いつか自分の心と体を壊す元凶になってしまう可能性があります。
以前の自分もそういう働き方だった・・・。それが一つのきっかけになって鬱を患う結果になってしまったような気がする。
今回は、「仕事なんてまずは6割の出来で確認してから方向修正していけばいいのだ!」という事について考えをお伝えしたいと思います。
個人的には最終アウトプットすらも、7割~8割程度の出来で良いと思っている。
完璧にこだわるのではなく、仕事として成立するにはどう進めたらいいのか、という事を意識すべきかなと考えています。
完璧にしなきゃ気が済まない自分に疲れてきた・・・
という方はぜひ参考にして頂いて、意識を変えるきっかけにしてもらえてらと思います。
60%の時点で状況を確認する事のメリット
6割程度の出来で一旦確認をして必要なら追記修正、不要ならそのまま進めちゃえばいい、くらいの考えで仕事を進める事のメリットをお伝えします。
最初から完璧を目指す働き方は不毛なのだ・・・
仕事上のストレスが減る
完璧主義の人はホントに大変です。ことあるごとに神経擦り減らしてしまいます。
完璧にするまで自分を追い込み続ける毎日は、確実に心をすり減らしていくストレスの原因になり得るわけです。
そもそもどこまでやれば完璧なのかが不明瞭。終わりのない戦いになりがち。
「まず60%程度でいい」
くらいの考えで仕事を進めればストレスの度合いも減るはずです。
完璧を捨てる事で心の余裕を取り戻そう。
仕事のスピードが上がる
資料作成でも何でも、60%程度で一旦立ち止まって確認することで、その後の進め方を明確にできます。
これがもし(自分にとっての)95%になるまで確認しない場合、もし方向が間違っていた場合の修正が困難になるので仕事が滞っちゃうんですよね。
最初から100%を狙うのではなく、小まめに確認をする事で少しずつ前に進めていくのが結局近道なわけです。
早い段階で方向修正するのがオススメ
場合によっては、その60%の段階で最終アウトトップとしてOKが出る場合もありますからね。無駄な業務は極力減らしたいものです。
自分の考える100%と上司や周囲の考える100%が違う場合が往々にしてあるから早いうちにすり合わせよう。
周囲・上司へのアピールになる
煮詰まるまで上司に確認しない人、或いは煮詰まっても中々確認しない人は、上司から見れば
「あいつは今何をやってるんだ・・・?」
とモヤモヤさせることになります。
逆にすぐにアウトプットを見せに行く人は、
「あいつは今ここまでやったんだな!」
と明確に進捗を把握してもらえます。スピード感がある、打てば響く、という捉え方をしてもらえることにもなるでしょう。
ひいてはそれが評価にも繋がっていくことになるわけです。
上司からすれば報連相がしっかりした部下の方が評価しやすいからです。
上司への見える化は結構大事。
60%で状況を確認し仕事を前に進めるための方法
早期に状況を確認してもらうにはどのように仕事を進めればよいのか、その方法論を考えてみたいと思います。
いずれも簡単な取り組みなので、合いそうなものがあれば取り入れてみて欲しい。
アウトラインのみを書いたらすぐに確認する
説明資料などの作成時、いきなり作り込むのではなく、箇条書きレベルでアウトラインを書いた時点で確認してもらう事です。
作り込んでから、もし方向性が間違っていたら修正作業が大変ですし、時間も無駄にしてしまいます。
↓まずはこのレベルでいいです。
・概要:資料の主旨を記載
・現状確認:○○という問題が発生し対応のための稼働が発生
・課題:システムに不具合が発見された
・対策:システムの修正を行う
・スケジュール:□月△日までに誰々が対応する
・まとめ
アウトラインさえ合意が取れれば、あとは肉付けをするだけで良いですからね。
仕事を進める上での基本だ
時間を決めて取り組む
だらだらと時間をかけてのらりくらり仕事をしていませんか・・・?
10時間かけて90%まで持っていくより、1時間で60%まで出来たらさっさと確認を仰ぐ、そんな時間の使い方がベターです。
時間をかければいい仕事が出来る、なんてのは幻想で、今はより短時間でアウトプットを求められる時代です。
スピード感を持って仕事を進めるれば、周囲からの評価も上がる事になるわけですよ。
仕事が遅い、と思われるのも嫌だしな。時間の使い方を意識しよう。
細かい所は気にしない
例えば説明資料作成で一番大事な事は「相手に伝わる事」です。
細部の表現や見てくれは二の次でいいはずです。
細部に時間をかけるくらいなら、他のもっと優先度の高い仕事をすべきだと考えています。
相手に伝わって納得してもらえるのであれば、出来は70%でも60%でもいいんですよ。
最悪、箇条書きレベルだって構わない。むしろその方が分かりやすい場合も。
細かい所が気になる性格の人は、「目的」を意識してください。
この仕事は何のために行っているのか、そのための最短の仕上げはどのレベルか、を見極められると良いですね。
未完全で確認する事が良い事だと理解する
全然完成していない段階でアウトプットを見せるのが恥ずかしい。
なんて人ももしかしたらいるかもしれません。
しかし、むしろ未完全な段階で確認する事が仕事の基本なんだ、という意識に切り替えていけると良いですね。
多分、自分や自分のアウトプットを良く見せようという考えが働いてしまうのかもしれませんが、正直その前段階を積極的に晒していくと気分も楽ですし仕事も進みますよ。
実際、完璧主義を止めてから仕事が進むようになったな。
まとめ
以上、6割程度の段階で方向確認をすると良い事あるよ!というお話しでした。
正直、完璧主義の人は仕事の進め方の面でもマイナスですし、本人的にもストレスやらプレッシャーやらで生き難いと思うんですよね。
自分も完璧主義だったころは妙な息苦しさを感じていた。
そこそこのレベルで一旦立ち止まって確認してから次へ進むというクセを付けると物事が前に進むな、という事を実感していますね。
100%まで仕上げないと気が済まない。でも心が苦しい。
という方は、少し気を抜いて物事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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