相手の行動が気になって根掘り葉掘り聞いちゃう・・・
彼女が他の男と話しているだけで文句を言ってしまう・・・
そんな風に恋人や夫婦の間で相手の事が気になるあまり行動を制限しようとしたり、文句を言ったり、束縛してしまう、なんて経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
男女の色恋沙汰ではよく聞く話だ・・・。
或いは逆に、
スマホのメールをこっそりチェックされて困ってる・・・
彼女が、LINEにすぐに返さないだけで不機嫌になる
というように、束縛を受けて困っている、という方も多いでしょう。
相手に大きな関心があるからこそ、という言い方も出来る。
とは言え、行動を縛られたりちょっと異性と話したくらいで文句を言われてたら溜まったもんではない、というのも事実です。
最初は「愛の証!」とか言ってても段々と鬱陶しくなる事請け合い。
今回は、「束縛」をする人の心理状態を明らかにし、束縛を受けた場合にどのように振舞えばいいのか、また束縛をしたくなってしまった時に抑えるにはどうしたらいいのかについて考えてみたいと思います。
「束縛」による生き難さを改善したい方は参考にしてください。
相手の言動を束縛してしまう人の心理
相手を束縛してしまう人はどんな考え方を持っているのか、その素地を見ていきます。
束縛グセのある人には共通的な心理状態がある。
相手がモテると思っている
相手の容姿が端麗であるとか、経済力があるとか、コミュニケーションがうまい、といった、優れた特性を持っている場合、
「あいつはモテるからどうにか繋ぎ止めないと・・・!」
なんていう心理状態になってしまって、相手の行動を無駄に制限し始めます。
・言い寄られちゃうから異性のいる飲み会禁止
・会社では異性と雑談しちゃダメ
・LINEは10分以内に返す事
などなど、相手の事を無視した無茶を言い出したら要注意ですね。
相手がモテたら色々な人から言い寄られそうで不安な気持ちが束縛を生む。
自分に自信がない
・自分の容姿に自信がない
・稼ぎが少ない
・ファッションがひどい
などなど、コンプレックスを抱えていたり自信がない部分があったりすると、そのせいで相手が離れてしまうのではないかという危機感から相手を束縛し始めてしまいます。
自分と相手のつり合いが取れていないと考えてしまうと、相手が他に目が向く前に行動を制限してしまおうと考えてしまうわけです。
自信がない事を自分にぶつけずに相手にぶつけてしまう情けなさ。でもやってしまう・・・。
浮気された経験がある
過去の恋愛のトラウマから、二度と失敗しないように相手に制限をかけてしまう行動ですね。
「自由にさせ過ぎたから浮気されたんだ」というような考えがあったとしたら、今回は相手の行動を縛って異性と出会わないようにしてしまえ、という短絡的な考えに走ってしまった結果です。
悲しい経験から束縛魔になってしまったとしたら、さらに悲しいですけどね・・・。
独占欲がある
なんでも自分の思い通りに行かないと気が済まない人っていますよね。
相手を自分の所有物のように考え、自分の目の届く範囲に常に置き、思いのままにコントロールしたい人たちです。
まぁ端的に言ってみればワガママな人、独占欲がある人、と言える。
相手には相手の意思があって自由に行動させるべきはずなのに、自分の勝手な考えによってそういう尊厳を認めない危険な考え方ではあります。
嫉妬を発散させる術を持っていない
恋愛では必ずと言っていいほど付きまとう“嫉妬”。
そりゃぁ、相手が他の異性と楽しそうに話していたり、平気で合コンに行っていたり、そんな事が続けばそりゃぁ嫉妬の心も芽生えるってもんです。
そういった嫉妬が心を支配しても、仕事や趣味、運動なんかで発散・吹き飛ばせる人は束縛に走ったりしないわけです。
悶々と相手の事に頭が支配されて煮詰め回して嫉妬に狂うがままになってしまうと危険ですね・・・。
束縛を受けた時の対処法
束縛をされて非常に鬱陶しく感じる場合、何らかの対処をしなければ生活がままならなくなります。
束縛を受けた場合の受け流し方や切り返し方をインプットしておきたいところです。
褒めて自信を持ってもらう
自信が無いから相手を束縛する、という話を上でしました。
であれば、褒めてあげて
「自信もって良いよ!」
という事を刷り込んでいくことで束縛が緩和される可能性があります。
自信がある人は無暗に執着する事がないですからね・・・。
愛を伝える
「あなたの事が好きだから心配ないよ」
という事をちょこちょこ伝えていけると束縛を緩和させることに繋がるはずです。
・自分の事を好きじゃなくなったんじゃないか
・最近そっけない・・・
・他に好きな人がいるのでは・・・
なんて嫉妬心から束縛が発生する事が多いですから、言葉にして伝えてあげる事はけっこう効きます。
安心させる
束縛をする必要がないように、その根拠を伝えて安心させてあげることです。
・飲み会からは職場メンバーだから心配無用
・今の電話の相手は同性の人
などなど、疑うような事は何もないということを明文化してあげると安心感を与える事が出来ます。
若干面倒くさいけど効果は抜群。
信頼関係に問題があるなら改善する
ウソをついた、とか、内緒で合コンに行った、とか、事前の行動で何かまずい事があったのだとしたら、その事実によって崩れた信頼関係の復活が最優先です。
自分にも非がある場合は、ただ「束縛は止めて!」と言っても説得力に欠けます。
今後、信頼を回復するためにどう行動していくのか、どう信頼を取り戻すのか、を相手と話し合っておくことですね。
束縛されるほど心が離れる事を理解してもらう
人間は基本的には自分の意志で自由に行動したいものです。
それを阻害されればそりゃぁ頭に来ますし、その阻害を無くしたくなるってもんです。
なので、
「束縛されると逆に逃げたくなる」
という事を正直に伝えて理解を仰いでみる事も必要でしょう。
むしろこれからも一緒に生きて行きたいのであれば理解し合おうとするのは必須と言えますね。
自分が束縛されたらどう思うか聞いてみる
束縛をする人は、相手の事を考えられなくなっている事もありますので、面と向かって自分がされたらどう思うのかを聞いてみるのも手です。
自分がされて嫌な事は人にしない、基本中の基本だ・・・。
まぁ中には「自分がされるのは嫌だけど俺は束縛する」なんて輩もいるから困ったものだが・・・
別れる
束縛がまずい事だと分かってもらえないとか、束縛を緩めてもらえない、という場合で、もはや我慢ならんという時は距離をとるしかないと思われます。
最後の手段は”別れ”です。
自分の思い通りに人をコントロールするなんて無理な話なんですから、それが分からないような人間とは遅かれ早かれ破綻が来ます。
お互いの傷が深くなる前に別れを選択する事も考えよう。
束縛したくなった時の踏みとどまり方
相手を束縛する、つまり相手を思いのままにコントロールしようとする人は、相手の事を尊厳を持って考えているとは言えないです。
相手も一人の人間ですから、行動を制限されたり事あるごとにお小言をもらっていては「この人とは一緒にいる意味ないな」と思われてしまうのも当然。
とは言え、嫉妬の炎や独占欲はメラメラと盛り上がってきてしまいます。相手を束縛したくなったらどうすれば良いのかについて考えてみます。
趣味など他の事に没頭する
相手に意識が集中し過ぎて束縛に走ってしまうのであれば、他の事に意識を分散させてあげると良いと思います。
例えば趣味に打ち込む、などですね。
相手が目の前に居ないのであれば、ふとした瞬間に相手を思い出す位で良いんですよ。
その他の時間は自分がしたい事に集中していればいいのです。
相手の事を思い詰め過ぎないのが肝要。
同じことをされたらどう思うかを自問する
・LINEの返信は10分以内
・異性のいる飲み会に行っちゃだめ
・仕事以外で異性と話しちゃだめ
などなど、同じ束縛を自分がされたらどうなのか、を事前に考えてみます。
もし自分がされて嫌なんだったらやらない事です。
自分がされると苦痛なのに、他人の心の痛みには鈍感な人が多いのです。
自分も内省・・・。
自分が良い男・良い女になる方向にパワーを使う
相手に向けて束縛のパワーを使うのではなく、逆に束縛されるほど自分が良い男・良い女になればいい、という考えです。
・体を鍛える
・ダイエットする
・ファッションを見直す
・仕事で成果を挙げる
・資格を取る
・試験で良い点を取る
などなど、見た目或いは内面、経済力といった観点で自分を鍛える事で、自信が身につきます。
そうすれば相手を束縛する必要もないほどに意識も変わっていく可能性があります。
相手をコントロールしようとしていた意識を、自分を高める事に費やせ!
まとめ
ということで、「束縛」をテーマに人間関係について考えてみました。
束縛ってされる方もする方も心が苦しくなるんですよね・・・。
束縛される方は「何で信じてくれないの・・・」と思うでしょうし、束縛する方は「何で思い通りに動いてくれないんだ!」と考えてしまい、双方矛盾の中で動かざるを得ないのでどんどん苦しくなってきます。
束縛を続けていてもあまり生産的とは言えない。
束縛されてしまっている、或いは束縛してしまっている、という方で、何とか改善していきたい方はぜひ参考にしてください。
https://kaisei-eigo.com/love-insensitivity
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