「人は一人では生きて行けない」
耳にタコが出来るくらいよく聞く言葉です。
しかし同時に人は「孤独」つまり一人でいる時間も大切にしたい生き物だと考えています。
ずーっと誰かと一緒にいると疲れちゃいますし、ずーっと一人でいると寂しくて死んじゃいそうになりますよね。
無い物ねだりよのぉ
何事もバランスよく、が大事なのでしょう。
私は大学時代から一人暮らしをしていましたので、孤独には慣れているつもりでした。
しかし家族を持つと、家に自分以外の人がいる事が当たり前になり、ずっと一人という状態にはもう戻れなくなり、孤独に耐性が無くなっていきます・・・。
とは言え、独身だろうが家族が居ようが、一人の時間を大事にして楽しんでいる人は結構いるな、ということも感じていました。
今回は、「孤独」を楽しめる人が人生をうまく乗りこなせて行ける人なんだろうな、という事を実体験を交えてご説明したいと思います。
孤独に耐えられなくなった時代
家族を持った後に、仕事で遠方への赴任が決まり、単身赴任をする事になりました。家族はついて来てはくれず・・・笑
奥さんも仕事していたのでね。子供もいたし。
その単身赴任中に心身の体調を崩してしまうアクシデントに見舞われました。
直接的な原因は仕事上のストレス過剰によるものでしたが、単身赴任と言う「孤独」を楽しめなかった事も心身の調子を崩す原因になってしまったのではと、今は考えています。
子供を抱っこできないのは結構辛い・・・
孤独を楽しめるメリット
孤独を味方に付けている人は何をするにも前向きです。一人でいても皆といてもいつも楽しそうなんですよね。
孤独を楽しむ事のメリットを見てみましょう。
孤独の時間を有効に使える
孤独の時間を寂しいと思い詰めてしまって何もせずに時間が過ぎればただの無駄になってしまいますが、孤独の時間を楽しみながら使える人は、それだけ前進できますし、成長できると言っていいでしょう。
私たちの時間は有限です。孤独に苛まれて何もせずに過ごすよりも、孤独の時間を考える事や楽しい行動に使った方が良いと思いませんか?
孤独耐性が身につく→孤独を辛いと感じなくなる
孤独に寂しさを感じてしまえばそれは辛い思いをしている事と同義です。
しかし孤独を味方につければその寂しさでさえポジティブな感情へと変えてしまえる可能性があるのですよ。
孤独耐性が強い人間になれば孤独を辛いとも感じなくなる。
一人寂しい状態でもアクティブに動ける人は孤独を味方に付けているのです。
何をしても楽しめる
人と居ても一人で居ても、何をしてても楽しそうな人っていますよね。
孤独を悲しむべきものだとはこれっぽっちも思っていないのでしょう。
一人の時間はじっくり熟考したり、ひたすら何かに取り組んだり、といった取り組みを行い、みんなといる時はワイワイ楽しく過ごせる、そんな人。
切り替えがうまいんだと思います。
自己肯定感が高まる
孤独を楽しめる人は、それだけ自分と向き合うのが上手い人ですから、「自己肯定感」を高めていける人、と言えるでしょう。
ありのままの自分を認める事、それが自己肯定感です。
ありのままの~
・・・。
自己肯定感を高めれば様々なメリットがあります。次の記事を参考にどうぞ。
周りに振り回されなくなる
孤独の時間を使って自分のやりたい事にあてる事が出来れば、それはまさに自分の意思に従って行動出来た、という事になります。
「周りがああ言ってるから」
「周りにやれと言われたから」
「周りと足並みそろえなくちゃいけないから」
などといった制約を自分に課せば、それはもう自分の幸せに繋がるとは言えないでしょう。
だって別に自分がやりたくない事でもやらなくちゃ、というつまらないストレスを自分に与えてしまっているから。
でも周囲の目が怖いから周囲の意見に流されてしまう自分がいる・・・。そんな人は多い。
一人で居る事、自分の意思で決める事に何の違和感もない人は、こうやって周りに流される事を良しとしません。
自分の意思で何事もやるんだ!という考えを強く持っています。
孤独を味方に付けるには
一人でいる事を辛いと感じず、孤独を楽しめるようになるにはどうすればいいのでしょうか。
個人的に実践している事を含めてご紹介します。
読書をする
孤独でいる時間をなるべく短くしたいなら、時間があっという間に過ぎ去る魔法を使います。
「読書」です。
本を読んでいる間は没入感を覚えますよね。本の主人公に感情移入したり、物語の風景に見とれたり、ハラハラドキドキの展開に胸高鳴らせたり。
そんな自分だけの贅沢な時間を満喫できる、それが読書です。
読書によって語彙を増やせば、人と接する時にもスムーズに言葉が出てくるようになって孤独じゃない時も楽しめるようになります。
一人じゃない時間が楽しめれば、一人の時間もさらに楽しいモノに変わっていくはずです。
読書と言いつつ、もちろんマンガでも良いですよ!自分が没頭できる本を選びましょう。
一人旅をする
一人旅ってひたすら一人の時間と向き合う事になるので、孤独と仲良くなるにはもってこいの行動です。
旅先の風景、人々、料理や文化などが全て「孤独」のためのスパイスになります。
一人旅が楽しめたのならシメタものです。
「考える時間」が出来たと考える
一人の時間が多くなったなら孤独だと考えるのではなく、考える時間が出来た!と考えるようにしてみてはいかが。
一人の時間をただ「寂しい」「悲しい」という感情で消費してしまうのではなく、将来の夢、明日の予定、今の課題、今日の晩御飯、などなど幾らでも考える事に使ってしまえばいい。
長い孤独の時間を、「考える時間」に変えてみて下さい。
やりたい事をやる
いつも周りに合わせて自分を殺して生きている人は、結局一人の時もやりたい事を目一杯出来ない、そんな人が結構います。
そんな状態では孤独である事に耐えられずに、一人でいる時間をただただ苦痛に感じてしまうだけ。
自分が「本当にやりたい事」が何なのかを常に考えてみる事です。
自分を押し殺して生きている人は、少しずつ自分の希望、やりたい事を外に出して行ってみませんか?
自分のやりたい事を出来るようになれば、それは自分で自分を認めたという事に他ならず、人と居ようが一人で居ようが自分の意思で何事も実行できるようになります。
それが孤独に打ち勝つ力になるはずです。
散歩・ウォーキングをする
出ました「散歩」「ウォーキング」。このブログでは何度も登場する散歩・ウォーキング。それほど私快晴さんぽが気に入っているのです、散歩・ウォーキングを。
外に出て太陽に照らされながら、風に吹かれながら歩くことは、体にも心にも良い影響を与えます。
歩いている途中で自分と向き合いながら色々と考える事が出来ますので、自分一人の時間を有意義にしてくれますよ。
孤独を自由と捉える
孤独を一人の寂しい時間と捉えるのではなく、自由に使える時間だと考えてみましょう。
孤独の時間は自由であり、とても貴重なんだという事を自分に言い聞かせてみます。
世の中、仕事で長時間拘束されて自分の時間がない人、家族サービスを強要されて自由な時間がない人、そんな人が数多くいます。
そんな中、孤独を感じる事が出来るほどの余裕があるのであれば、それはまさに「自由」です。
人の目を気にしない
一人でいる事が苦手な人は、元々他人からの評価を気にしがちな人が多いです。
人からの目を気にするから、一人でいると「あの人に嫌われたらどうしよう・・・」とか「上司怒ってたな・・・」とか、一人でいる時に考えても仕方ない事が頭の中を堂々巡りしてしまうのです。
一人の時間は自分一人しかいないのですから、一人の時間を存分に使って趣味なり読書なり、考える事なり入浴なりに勤しんじゃえば良いんですよ。
人の目を気にしてうじうじする事ほど無駄な事はないです。そもそも他人はあなたにそこまで関心などありません。
仕事が終わった後とか休みの日とか、もう他人の事は考えないようにしてるぜ!
嫌われる事を恐れない
人から嫌われるのが苦痛な人は、人の心の機微に敏感に反応し過ぎる所があります。
それは一人でいる時に悶々と嫌な事を考える事にも繋がってしまいます。
人には合う合わないがありますから、自分の事を快く思わない人だって当然いるわけです。
その好き嫌いは別に相手が悪いわけでもあなたが悪いわけでもないんですよ。
「嫌われる事は当たり前の事なんだ」
「あの人に嫌われたから別の人と仲良く出来るチャンス!」
これくらいに思っておけばいいのです。
一人ではない事を理解する
人は必ず誰かの助けを借りて生きています。
親の助け、友人の助け、先生の助け、上司や同僚の助け・・・。
広く言えば、コンビニに行けば店員の助けを借りてモノを買い、どこかに行こうと思えば公共交通機関の助けを借りる。
社会で生きて行く限り一人で居続ける事は不可能ですよね。
むしろ完全孤立する事の方が難しい
ただ、世の中にはそれでも一人で生きているかのように振る舞う人がいます・・・。誰の所有物でもない無人島で自給自足で生きているなら話は別ですが、
俺は自分一人だけで生きてる!
なんて粋がっている人ほど、他人の力を大きく借りていたりするものです。
孤独を感じる時は「自分は一人ではない」という事を言葉にして自分に言い聞かせてみて下さい。
まとめ~孤独を楽しむ力を身につけよう~
いかがでしたでしょうか。孤独を楽しめる事のメリット、孤独を味方に付ける行動・思考について考えてみました。
孤独って結構苦手なんだよね~
という人だって徐々に自分の考え方を変えて行けば、孤独をうまく使いこなせるようになると思うんですよ。
目指せ!孤独ライダー!
自分も家族を持ってから孤独に対する耐性が無くなったと書きましたが、結局は孤独という時間を活かす使い方をしていなかっただけ、という事が理解出来てきました。
孤独を味方に付けられるかどうかが、あなたの幸せを少しでも後押し出来るかどうかの分岐点になるかもしれませんよ。
あなたは孤独を楽しめる人ですか?押し潰されてしまう人ですか?
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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