人生折り返し地点まで生きてきて分かってきたことがあります。
「人生をうまく生き抜くために持っていた方が良いスキル」というモノが分かってきたと感じているのです。
「生きやすい」「生きにくい」に直結してくるスキルだ
今回は特に職場の人と対等に(舐められないように)仕事をするにはどうしたら良いかに焦点を当てて、働くために必要な「実践的」なスキルを見ていきたいと思います。
職場でうまく立ち回っている人、貧乏くじを引いてヒィヒィ言っている人、いろいろいます。あなたはどちらの立場で居たいですか・・・?
うまく立ち回る事が出来ればストレスを過大に抱え込む可能性は減るでしょう。
少なくとも振り回されて疲弊していく生活を送りたくないのであれば、身に着けておくと良いスキルがあるよ、ということです。
細かい専門スキルとか、難しいスキルが必要!という事を言いたいわけではなく、どんな人にも適用できそうな「汎用スキル」です。
「コミュニケーションスキル」とか「コーチングスキル」とか、当たり前のように言われているスキルはここでは紹介しない!
使えそうなスキルがあれば実践してみて下さい。
職場で活かせるスキル・ノウハウ
さっそく見ていきましょう。即効性のあるスキルをまとめてみたつもりです。
性格的に受け入れにくいスキルもあるかもしれませんが、
「まぁそんな考え方もあるか」
くらいに捉えてもらえればと思います。
堂々とする
オドオドした態度は周りの人から軽んじられる大きな原因となります。
私の職場にも、すぐに「すいません」を連発し伏し目がちに何も言い返せない人がいまして、とても損だよなぁと思いながら見てしまいます。
うじうじした態度、何も言い返さない態度は相手を余計にイライラさせてしまう事になってしまうわけです。
そんな事でイライラしたり怒ったりする人もどうかと思うけどね
少なくともハッタリでもいいので堂々と振舞えると良いですね。
言い切る
堂々とするの一環になるかもしれませんが、何ごとも「言い切る」事を意識すると良いですよ。
例えば
「部長はこう言っていると思うので多分大丈夫だと思います」
「部長はこう言っているので大丈夫です」
ほぼ同じことを表現してはいますが、どちらがより周囲の納得感を得られるでしょうか。
下の方が自信に満ちていて信頼できそうに感じますよね。
逆に上の方は「思います」という言葉が入っています。これがかなりの不安定さをもたらすことになり、多用するのはお勧めできません。
言い切ろうがごにょごにょ濁そうが、間違っていたら後で謝らなければならないのは同じ。ならば、その時の情報を元に自分が正しいと考えている事を自信を持って答えるのが吉です。
同じ内容でも受け取られ方が違うという事を意識しましょう。
「言い切る」事を日々実践してみて下さい。
自分の考えを持つ
堂々としたり言い切ったりするには、自分の考えがしっかりしているとやりやすいです。
ハッタリでもいいのですが、自分の芯がないと後でボロが出てしまう可能性があるからです。。
日ごろから自分の考えを持った上で上司や同僚と対峙することで、自信を持って話すことができます。
それが職場でうまく立ち回るためのコツです。
日頃から何にでも自分の意見を持つように意識してみることです。
適度に力を抜く
常に根を詰めて働くことだけが仕事ではない、と私は思っています。
・事務所内をフラッとぶらつく
・ゆるりとお茶、お菓子を嗜む
・トイレで少しサボってスマホをいじる
・外出したら昼休みなどの休憩を存分にとる
・気の合う人と立ち話をする
こんな感じで立ち歩いたり息抜きしたりも必要ですよ。
実際、座りっぱなしは体への負担が大きく寿命を縮める原因になるとも言われてますしね。
仕事だけに集中してストレスが溜まっている人は特に、適度に力を抜いてみる事を覚えましょう。
やりたい事を明確に伝える
仕事をしていると「何をしたいのかが分からない」というような伝え方をしてくる人がいます。
・何のアウトプットを求めているのか不明
・作ってほしい資料の方向性が分からない
・期限が「なるべく早く」という依頼
・やる意義の分からない仕事を振ってくる
そんな伝え下手な人っていますよね。
これは非常にもったいないです。相手に伝わらなければもう一度説明する必要も出てくるでしょうし、自分にとっても相手にとっても無駄な時間が生じてしまう事になります。
その作業の目的は何なのか、具体的に何をして欲しいのか、期限はいつなのか、などなど、明確になっていないと仕事なんて出来る訳ないですよね。
人に仕事を頼むのであれば、「やりたい事」を確実に伝える事です。求めるアウトプットを明確化して相手に伝えられるスキルはとても役に立ちますよ。
「確認します!」と言ってやらない
会社員人生、あるあるの言葉「確認します!」
「確認しておきます」と言いながらやらない仕事ってありませんか?
自分、結構あります。
もちろんやらなくちゃいけないと自分でも思う案件は確認しますよそりゃぁ。
でもやる価値もないと思うような作業は敢えてやらないんです。時間がもったいないですし、くだらない事に時間を忙殺されている暇もないですから。
「確認します」は先延ばしの悪い言葉と捉われがちですが、要は使いようですよ。
やらなくていい仕事はやらない
その会社やその組織で半ば暗黙の了解のようになっている「意味のない仕事」ってありますよね。
それをやる事によって意味もなく社員の稼働が圧迫されたり組織の風土が悪くなったりと、誰の得にもならないような仕事ってやる価値あるんでしょうか。
「本末転倒」的な仕事は思い切って止めるべきだと考えています。
暗黙的に止める、上司に理由を説明して止める、色々やり方はあるかと思いますが、本当に会社や社員のためになるなら「止めるべき仕事」についても考えてみましょう。
人の能力をうまく使う
その作業に対する能力を持った人に仕事を振ると、当然仕事はうまく回ります。
管理者であれば当たり前の事ですが、あなたが管理者でなかったとしても意識して仕事を振るべきです。
適材適所ですね。
他力本願とは違います。その能力がある人に適した仕事を割り振り、自分は自分に適した仕事をこなすのです。
仕事を振ったのなら、その相手が持っている仕事で自分が得意な貰い受ける、とかも良いな
全部自分が抱え込む必要はありません。抱え込む癖のある人は要注意ですよ。
後輩を助ける
適材適所は必要ですが、丸投げはダメです。
例えば後輩に仕事を丸投げしてフォロー無し、なんて事をやってる人いませんか?仕事を押し付けまくってくる先輩は、後輩から疎まれ蔑まれるようになるだけです。
後輩に対しては力になっておくに越したことはないです。
後輩を助けて後輩が成長すれば結局はそれが自分を助けてくれることになります。
情けは人のためならず、ってね
後輩を育成するのは自分が楽をするため、と考えてもいいくらいです。自分にとっても後輩にとっても良い事ですから。
女性社員の力になっておく
同じく助けるシリーズとして、女性社員には手を貸しておく事です。
女性を敵に回してはいけません。正社員・派遣社員問わずです。
なぜなら女性と言うのは女性同士のネットワークが強固で、様々な情報を握り、そして拡散する能力に長けているからです。
例えば内密レベルの人事の話を、お偉いさんがポロっと女性に漏らすなんて事が結構あります。
或いは誰々がパワハラをしているとか、誰と誰が社内恋愛している、とかとか・・・。
女性はそういった情報を色々と握っている、と考えていいでしょう。
職場の女性社員と話すと「何でそんな事知ってるん・・・?」レベルの情報を持っている事が実際にある
あなたにとって必要かどうかは置いておいて、女性を味方に付ければそういった情報を容易に手にする事が出来ます。
そして逆に女性に対して辛く当たってしまえば、自分の悪評を流されてしまう事になりますから女性をないがしろにしている人は要注意です。
7割の出来で判断をあおぐ
完璧を求めすぎてがんじがらめになっている人はいませんか?
100%まで作り込まないと人に披露出来ない人は苦労が絶えないでしょう。
7割程度まで出来たなと思ったらさっさと上司なりキーマンに見せて方向性の是非を問うのが大切です。
0から70%まで作るのにかかる労力が10だとすれば70%から100%にするのに必要な労力は100とかに達する事もあります。
それほど完璧に仕上げる事は難易度が高いです。
そもそも完璧ってなんだよっていう話もあるしね
苦労して100%まで作ったのに、実は方向性が違ったとなれば多大なる時間と労力の無駄となってしまいます。
小まめに確認する癖を付ける事、それが大切です。
時間を守る
時間を守らずに自分の信頼を地に落とす人を見るととても残念な気持ちになります。
期限が明確に切られているのであれば極力その期限を守る事が大切です。
期限内に間に合わない事が分かっているのであれば、事前に「期限を過ぎてしまいますが○時には報告します。遅れてすいません。」の一報は最低限入れましょう。
働き出すと自分の忙しさにかまけて時間を守るという当たり前の事を疎かにしがちです。時間の役を苦を破る事は、相手の時間を奪っている事と同義です。
期限を破りがちな人はそのことを意識すべきです。
最低限のビジネスマナーとして守る努力をお願いします。
嘘をつかない
仕事でミスをするとか、やるべき事を失念していたとか、働いていれば何度か遭遇する失敗ですよね。
そういう時に自分に都合の良い嘘・でまかせで切り抜けようとするのは止めた方がいい。
結局そういう不正・嘘は巡り巡って自分の首を絞める結果に繋がる事が目に見えていますから。
今、データ改ざん・偽装とかで謝罪・賠償に追われる企業が増えているじゃない。自分が漏らさなくとも不正を良しとしない社員が一人でも居たらバレるんだよ、結局。
「都合の良い嘘」は「最終的に自分の立場を悪くする」、これだけは覚えておきましょう。
優先順位を付ける
色々な仕事を抱えているあなた、どうでもいい雑用から片付けようとしています?
雑用は本来後回しにして本当にやらなくちゃいけない事から片付けるべき、と言われていますね。
自分結構雑用からやっちゃってるな・・・
個人的にはそれでもいいと思っています。
すぐ終わる雑用をパパッと片付けて心を軽くして置いてから重いものに取り掛かる、そんなやり方も結構いいんじゃないかと思ってるんです。
とは言え、大事で重たい事からやりたい、と言う人もいるでしょう。そこは人によって好みがありますよね。
自分にとって一番生産性が上がるやり方を見つけるしかありません。
ともかくも優先順位を付けて下さい。何から始めていくか、ということです。そしてやると決めたら最後までやっちゃいましょう。
「何とかなる」をモットーに
「何か失敗した」
「気の進まない仕事を割り振られた」
「上司から説教された」
などなど、働いていて嫌な気分になる事って沢山ありますよね。
その度に海より深く落ち込む人がいますが、とてももったいないです。
どんなに嫌な事があったとしても死ぬわけじゃないし、所詮職場での事に過ぎません。
仕事はあなたの人生のたった一部分でしかないわけですから、嫌な事に対していちいち大げさに反応するのではなく、
「何とかなるさ!」
という気持ちを全面に押し出して生きていく事をおすすめします。
自分に言い聞かせると言ってもいい。前向きな考え方を自分に刷り込む事でストレスを最小限に抑えて次のステップへ進んで行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。生きやすさや職場での立ち回りに直結する面白いスキルをいくつかご紹介しました。
仕事をする事が苦痛になってしまっては人生楽しめませんよね。
気を抜くところは気を抜き、やるところはやる。そんなメリハリを付けた働き方が出来るようになると苦痛だった仕事が少しくらいは楽になるのではないでしょうか。
ここでご紹介したスキルは、私が心身の調子を崩してから徐々に考え方を変えて「生きやすい」働き方を摸索した結果たどり着いた行動・考え方が大きく影響しています。
うつになったり体調を崩したりして人生を壊す位なら、楽に生きる方法を見つけよう
少しでも活かせそうなモノがあれば取り入れてみて下さい。
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