「TOEICのスコアがピタリと止まってしまった!」
「全然伸びない!!泣」
という方はかなり多いです。
勉強しているのにスコアが伸びないとなれば、なぜだ・・・と悩みに悩んでしまいますよね。
要因はいろいろあり得ます。本番で調子が悪かったのかもしれませんし、普段の勉強法に問題があるという場合もあるでしょう。
しかしそういった具体的な勉強や試験本番を考える前に、あなたは次のような考え方をしていないですか?私の周りにいるTOEICに思い悩んでいる人などを参考にTOEICの点数が上がらない人の特徴ついてまとめてみました。
こだわりが強い、細部にこだわり過ぎる
短時間での情報処理能力、判断力を問うテスト、それがTOEICの一面です。
「え?英語力は?」
という方、もちろん英語力も必要です。というか、英語力が土台です。しかしなまじ英語力がある場合、試験本番で少し惑わす問題に出会った時、
「もう少し考えれば分かるかも・・・!」
と細かい問題でこだわってしまって時間を浪費する、という事をやってしまいがちです。
「分からない問題は分からないさ」
と、さっさと飛ばして先に進んだ方が点数が伸びる可能性が高いです。
また、普段の勉強でいえばとにかく100%、いや120%理解しようと細部を舐めるように勉強している方、TOEICにおいては効率が悪いです。
私も昔の大学受験時代などは細部にこだわった勉強をしていました。その時は時間もありましたし受験問題もそれほどスピードを問う物でもなかったので、じっくりやっても問題ありませんでした。
しかしTOEICにおいては一つの事にじっくりやり過ぎてしまってもスコアは伸びないな、と実感しました。昔400点~600点程度で伸び止まってしまった時に強く感じましたね。
900点を目指すに当たっては、シャドーイングも長文読解も80~90%程度できた、と思ったら、どんどん次に進みました。設問で問われている部分は重点的に考えましたが、そうでない部分はあまりこだわり過ぎないようにしましたね。
あまりにこだわりの強い方は、TOEICにおいてはそのこだわりを少し緩くする事を意識してみてください。完璧主義をやめる、といっても良いかもしれません。
才能のせいにする
「俺、英語の才能ないわ~」
「900点なんて頭の作りが違う奴だけが取れる点数だろ」
なんて思っていませんか?
才能のせいにしたくなる気持ちは分かります。自分よりも頭の良い人、能力溢れる人を見ると、「自分なんて・・・」と思ってしまうものですよね。
しかし、才能のせいにしたままでいれば思考停止、成長はそこで止まります。あなたが話すその言葉は何ですか?日本語をきちんと話せていますよね?英語だって、鍛錬すれば話せるし読めるようになります。
才能のせいにして「やらない」ことほどもったいない事はありません。自分が勝手に考えている”制限”を取っ払ってみてはいかがですか?
多趣味で活動的
多趣味で活動的、とても良い事です。魅力的な人間です。しかし、TOEICなど何かに取り組んでいる時も多趣味かつ活動的であり続けた場合、なかなかスコアは上がらないでしょう。
理由は単純、リソースが分散してしまうからです。つまり、TOEICの勉強に割ける時間が足りないのです。
多趣味で活動的であり続ければ、平日も趣味にまい進して勉強時間が取れない、休日も外へ飛び出して遊びまわってやっぱり勉強できない、なんてことになりがちです。
時間の流れは誰にとっても平等です。何かを得ようと思えば、他方の何かを犠牲にしなければならない場合もある事を理解して下さい。
TOEICで目標を達成するまではTOEICに時間を集中してみる、といった変化を考えてみましょう。
後述しますが「時間は作り出すモノ」という事を理解し実践できるのであれば活動的である間を縫って勉強時間を確保することは可能かもしれません。しかし時間が確保できないのであれば活動を控える必要があるでしょう。
地道に続ける忍耐力がない
勉強というものは地味なトレーニングの積み重ねです。勉強している間誰かが褒めてくれるわけでもおいしいご飯が自動的に出てくるわけではないです。そんな中あなたは淡々と実直に続けられますか?
目標を達成するただ一つの絶対条件は「続けること」です。
強い覚悟がない
あなたは目的を持っていますか?何のために勉強するのか、はっきりした目指す所がないと、覚悟も生まれません。
そして覚悟がなければモチベーションも維持できないでしょう。少し苦しくなれば「まぁ今日は勉強もういいや」となってしまうのがオチです。
また最初は覚悟を持って「やるぞ!」と意気込む人も、時間が経つと「ぜんぜん伸びないな・・・もうやめた・・・」となってしまう場合があります。
熱は冷めるのです。熱が冷めてからが勝負です。「よし、最初の熱が冷めてきた。勉強が進んでいる証拠だ!」
と前向きにとらえ、熱が冷めてきたからこそ続ける、という意思を持ってください。覚悟は最初だけではありません。途中ダレてきた時にこそ覚悟が必要です。
英語の勉強なら何でもいいと思い込んでいる
つまり「TOEIC」の勉強をしていない人はそれだけスコアの伸びが遅いはずです。TOEICのスコアを伸ばしたいのに、次のような勉強をしている人は要注意です。
「英検やTOEFLの単語帳を勉強している」
「洋画や海外ドラマを見て勉強している(つもりになっている)」
「英会話スクールに通っている」
これらを続けてもTOEICのスコアアップには直結しないどころか、時間を無駄に消費してしまう可能性があります。
やるのであれば、TOEICの目標点数をスパっと取ってしまってからにしましょう。その方が効率的です。
TOEICは英語の試験です。しかしネイティブが何の対策もなしに受けても900点を超えなかったりします。つまりTOEICでそれなりのスコアを取ろうとすれば、TOEIC用の勉強が必要なのです。
ちなみにシャドーイングはTOEICには不要という意見も目にしますが、私は自身の経験から、シャドーイングこそ、TOEICのリスニング対策に抜群の効果を発揮すると考えています。
↓リスニングの力を手っ取り早く向上させるためのテクニックはこちら。即効性が欲しいなら試してみてください。
日本語訳をしなければならないと考えている
学生時代の英語学習の延長でTOEICでも日本語訳、和訳をせっせとやってしまっている人がいます。読む時に訳す分だけ時間が2倍かかってしまいますしリスニングパートでは訳している間に次の問題へ進んでしまいます。
つまり、日本語訳をせっせいとやってしまうと、スピード勝負のTOEICでは歯が立たない事を意味します。
「英語を英語のまま理解」するように徐々に意識を変えて行ってください。これは英語でコミュニケーションを取る際にも有効です。いちいち訳していては会話のテンポがかみ合わなくなります。
口癖は「忙しい」「時間がない」
「忙しい忙しい・・・」
「あー、時間がない!」
こんな事ばかりつぶやいている人はいませんか?人の言葉は「言霊」です。口から出てくる言葉は実現してしまいます。それがネガティブな事であっても。
時間は作るものです。電車に乗っている時間、歩いている時間、休憩時間、テレビを見ている時間・・・これらの内、勉強に使えそうな時間はありませんか?これまで無意識に「捨てていた時間」を見つけてください。拾ってください。
TOEICの勉強は短期決戦です。だらだら勉強するよりも期間を決めてその中で集中した方が知識も定着し、スコアの爆発を期待することが出来ます。
とにかく時間をかければいいと思い込んでいる
大切なのは費やした時間ではなく、どれだけ問題を解いたか、です。
100時間かけて2000問しか解かないのと、50時間で3000問解くのでは、どちらがよりレベルがアップしているでしょう?明らかに後者のはずです。
さらに言えば、だらだら長期間に渡って勉強するのではなく、短期間で目いっぱいやる事で急激なスコアアップが期待できます。前述の通りです。大切な事なので繰り返し書いてみました。
人間は忘れ行く生き物です。だらだら長引かせて以前勉強した知識が頭から抜け落ちる前に、短期でどんどんインプット・アウトプットを繰り返した方が、速いスピードでレベルアップできます。
何でもテキトーに選択している
何かを選択する時、自分の信念や軸といったモノに照らし合わせて、妥協なく選んでいますか?いつも信念も根拠もなく物事を選ぶ人は、人生の選択を誤る可能性があります。
TOEIC教材を選ぶときに「これが最適だ!」としっかり根拠をもって選んでいますか?
「分量や質はどうか」
「解説は自分に合っているか」
「著者はTOEICに詳しいか」
「出版日は古くないか」
「Amazonなどでの評価は良いか」
など、自分の信念・考えに合わせてしっかり選んでください。人生の選択を今、実行しているのだと意識する事です。
いつまでも「やらない」
やらない理由、できない理由を作っては、何も行動しない人がいます。
「TOEICなんて勉強したってしゃべれないよ」
「今は時間がないから、暇になったらやろう」
「友達に遊びに誘われているし」
やらない理由を作るのなんて簡単です。簡単な方に流れて納得のいく結果になった事なんてありますか?
伸びて行く人というのは、TOEIC L&Rなど即目標スコアをクリアして次のステージへ進んでいきます。
やらない理由はとりあえず置いておいて「まずはやってみる」のマインドを持っている人が伸びるのです。
まとめ~TOEICの点数が上がらないのは何故か~
いつまでもスコアが伸びないのは悲しい事です。自信喪失にもつながってしまいます。いや、自信喪失の感情を持てるだけまだマシです。
本当に伸びない人は悔しさや自信喪失なんて感情すら沸かず「まぁいいや、自分には合わない」などと都合のいい言い訳を一度だけして、楽な方へ流れて行きます。
「やらない理由や文句を考える前に、まずはやってみる」
こんな風に少し意識を変えて、スコアが伸びる体質のあなたになってみませんか。
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