スコアがさっぱり伸びない人、そもそもの勉強がなかなか進まない人、TOEICの勉強を続ける中でそんなアレコレに悩んでいる方も多いと思います。
言い換えれば、頑張ったんだけど点数が伸びない、頑張ろうと思うんだけどなぜか頑張れない、といった感じでしょうか。
TOEICのスコアは勉強すれば上がります。しかし、1年頑張っても50点しか上がらないという人もいれば、私が実践したように3か月でスコアを400点上げる事が出来る人もいます。
より効率的・効果的に勉強できればより早くTOEICのスコアを上げて行くことが出来るようになるのです。
そこで、ここではTOEICをより効率的に勉強し、効果的に試験を受けるに当たって必要となる能力を考えてみたいと思います。
「自分に足りないのはこの能力かも知れない」
という能力を見つけて、意識的に改善をしていくと、TOEICの勉強やスコアにも
良い影響が出てくるかもしれませんよ。
TOEICの勉強と試験に必要な能力
では、実際に身につけるべき能力をみて行きます。ぜひ、自分はこれなら出来てる!これは足りないな、という能力を見つけてください。
情報処理能力
TOEICは200問を2時間(L:45分、R:75分)で解くという事になりますので、英語の試験としてはかなりの量の問題を解く必要がある試験となっています。
私も経験の浅い頃にTOEIC試験を受ける際は、その膨大な量に圧倒されていましたが、
今では試験慣れもしましたので、大きく圧倒されることはなくなりました。
TOEICは、耳や目から入ってくる情報を正確・スピーディに処理していく必要がある試験であると言えますね。
試験本番時は、リスニングで次から次へと読まれる英文やリーディングで膨大な量を読まされる英文など、息つく暇もないほどの処理を迫られます。
そこで意識してほしいのは、普段の勉強の時からこの「情報処理」を出来るだけ正確・スピーディに行う事です。
だらだらのろのろとTOEICの勉強をしている、という人がいますが、これだと試験時に情報処理能力を発揮することが出来ません。
やると決めたら、ある程度の時間はTOEICの問題に集中し、できれば時間を測りながら解いてほしいですね。
リスニングの場合は読まれる時間が決まっているのでそれほど意識しなくても大丈夫ですが、リーディングはPart5、6、7いずれも、自分の目標時間を設定したらその時間を測りながら解くことです。
例えばPart7の場合、試験本番では全部で54設問あるわけですが、普段から一気に全部を解こうとすると負荷が高いです。
よって、大問として3問、設問にして12問解こうと思えば、20分程度で解く!と決めて、実際にそれくらいで解けるか試してほしいですね。
時間が全く足りなければ根本的に読み込む量が足りないな、とか時間が概ね足りていれば後は正確に解く訓練をしていくだけだな、といった事が分かってくるでしょう。
↓情報処理能力を上げる具体的な方法はこちらを参照
判断力
TOEICを解いていて、1つの問題に何分も迷った挙句結局分からずに適当にマークした、なんて経験はありませんか?
TOEICにおいては、分からない問題はいつまで考えても分かるようにならないので、サクっとマークして次に進む、これが鉄則です。
とはいえ、なかなか出来ないんですよね~。特にハイスコアを目指している場合は、
「この問題を落としたら目標に届かないかも・・・!」
という考えが無意識なりにも働いて、なんとか正解をひねり出そうともがいてしまうのです。
TOEICは本当に時間との勝負です。自分の知識の中にない問題はいくら考えても無駄!くらいの気持ちで先に進みましょう。
勉強を重ねて、次の試験の時に取り返せばよいのです。
↓判断力を高めるための方策はこちらを参考に
集中力
これも勉強時、試験時、どちらにも関わってきますね。
勉強していてもつい気が散って他の事を始めてしまう、どうしても勉強に集中できない、なんてことありますよね。私も苦労しました・・・。
試験本番でも、リスニングの最中にプツンと集中力が切れてしまい次の問題文が読まれているのに今の問題を解き終わっていなかったり、リーディングで英文を読んでいるのにさっぱり頭に入ってこなかったり・・・
こんな経験、ザラにあります。
「周りの人はみんな集中してるなぁ」
なんて思うかもしれませんが、周りの人の中にも集中力がぷっつり切れている人はいます。
体調が悪かったり、睡眠不足だったりした場合も集中力は持続できない事が多いですので、自分の健康状態を良好に保つことも大事です。
↓集中力を高める秘策を次の記事で紹介しています。ご参考に。
忍耐力
「続ける力」と言ってもいいかもしれません。これは普段の勉強時に必須です。
TOEICを諦めてしまって、勉強を止めてしまう人がなんと多い事か。いくら高い目標を持っていても、良い教材を持っていても、勉強を止めてしまえばそこまでです。
勉強を続けている限り、目標へ到達できる可能性は残ります。
「自分にはやっぱり無理だ」
なんて思わず、いや、思ったとしても、
「続けていれば達成できる!」
という気持ちを何とか持って続けていってみてください。難しいんですけどね。他にやりたい事が出てきてしまってTOEICはおあずけ、なんてこともあったりしますし。
そこで、このブログでは「短期間での目標達成」を推奨しているわけです。3か月といった比較的短時間で、TOEICのスコアを目標まで上げてしまおう、という考えです。
3か月程度なら忍耐も続きやすいですし、他のやりたい事もそれくらいの短期間ならば一時中断できます。
ぜひ参考にしてみてください。
鈍感力
TOEICのスコアを上げるために必要なのは”鈍感力”です!!
と言われても、
「何のこっちゃ・・・?」
って感じですよね。いやいや、結構大事なんですよ。
試験管の立てる物音、他の受験生の咳払い・衣擦れ、風雨の音、はたまた自分の体のかゆみ、などなど、気になりだしたら止まらなくなってしまいますよね。
こういった事をいちいち気にしてしまう場合、集中力が必要なTOEICには大きくマイナスに働いてしまいます。
気にしても仕方のない事は気にしないに限るのです。とはいえ、完全に気にせずに試験を受けるというのも難しくはありますけどね。
TOEICの試験会場でどうしてもこういったことが気になってしまう場合は、何度か受験して慣れてしまって、多少の事が起ころうとも平常心を保てるようしてみるのも一つの手です。
何度か受験すればそれだけハイスコアを取れる可能性も上がりますしね。
↓鈍感力を鍛える方法はこちら
英語力
「何を当たり前な事を・・・」
と思う方もいらっしゃると思いますが、これを軽んじている人は実は多いです。
TOEICでハイスコアを取るには英語力ではなくて「TOEIC力」が必要だ、なんて事を言う人もいるんですね。つまりTOEICは英語とは違う、という主張をする人がいるのです。
確かにかなりの処理スピードを要求されたり、ビジネス寄りの問題に特化していたりと、かなり特色のあるTOEICですが、結局はTOEICの問題は紛れもなく英語で作られています。
実際私もTOEICで900点を達成するほどの学習を積み上げましたが、英語を聞いて理解したり、英語を読んで理解したりすることがかなりスムーズに出来るようになったのは事実です。
もちろん、スピーキングやライティングの能力は、TOEICを普通に勉強しているだけでは向上しにくいですけどね。
とはいえ、シャドーイングやディクテーションといった勉強法は、スピーキング、ライティングの能力を上げるための下地作りにもってこいです。
TOEICの勉強を続けることにより、英語の力は確実に上がるのです。
まとめ~TOEICに必要な能力~
いかがでしたでしょうか。自分に足りない能力は見つかりましたか?
「全部出来てるぜ!」
という方はきっとTOEICの勉強を続けて、目標を達成していける人でしょう。しかし、そうでない方は一度自分の現状について振り返ってみることをおすすめします。
↓おすすめのTOEIC勉強法はこちら
身にならないまま漫然と勉強をしていても時間がもったいないだけです。やるのであれば覚悟を決めて集中して勉強することでより短期間で目標を達成でき、他のやりたい事にも時間を割くことが出来るようになるでしょう。
TOEICでも何でも、モチベーションを保って、勉強を継続することが大切です。んなこたー分かってるよ!という方もスコアが伸び悩んでいたりするのであれば、ぜひ今一度考えてみてください。
↓モチベーションを保つための秘訣はこちら
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