私たちは日々ストレスを感じながら生活していますよね。
「ストレスなんて全くない!」という人もいるかもしれませんが、ごく限られるでしょう。ストレスはあって当たり前、です。
そもそも適度なストレスは必要だと言いますね。ある程度ストレスがある方がパフォーマンスが上がります。
これは仕事や勉強、スポーツでも言えることです。全くのノーストレスでは体や脳が戦う態勢に入れないのです。
そんな、ある程度は必要と言えるストレスですが、あまりに過大に掛かると体の調子が崩れたり、精神的に参ってしまったりと、何かと問題視されがちです。
以前、憂鬱やストレスへ対処するためにサプリメントを活用してみようという記事を書きました↓。様々な対処法を試してみても改善しない場合の奥の手です。
今回は自分の経験も織り交ぜ、サプリメントに頼らないストレスへの対処法、うまい付き合い方をご紹介したいと思います。
大きく体調を崩した時期
私は数年前に体と心の調子を大きく崩していた時期がありました。
仕事が激務という訳でも、家庭が不和という訳でもなかったので大きな原因があったとは思えないのですが、突如として心と体が不調に陥り、なんとか歯を食いしばって会社へ行っていた、という状態でした。
体調を崩した時の症状
その時の症状としては吐き気、食欲不振、お腹・胸のむかつき、気分の落ち込み、性欲減退、早朝覚醒、などなど。
まぁ典型的なうつ症状ですね。会社には何とか行けていたので軽度ではあったのでしょうけども。
そして仕事上での不安が大きくなった時にそれらの症状も大きく体に現れました。「心が体に影響を及ぼす」という事を実感したのです。
体調を崩した要因
上で大きな原因は思い当たらないと書きましたが、強いて言えば「新たな職務を与えられた」という事がきっかけではあったように覚えています。
とは言え、職務を与えられるというのは、仕事をしていれば当たり前の事ですよね。当時の自分としては不安が大きかったのだと思います。
仕事に対する不安や心配が大きくなった時に身体症状も大きくなる、という事は明らかに精神的なところから来る症状ということになります。「気は病から」とはよく言ったものです。
新しい職務に対する不安からうつ症状を発症し、そしてその後は些細な不安でも大きく体に影響する、という事を経験しました。心も体もきつかったですね・・・。
当時の自分の物事の考え方
数年前体調を崩した時の時の自分の「心持ち」というか「考え方」を思い起こしてみると、
「自分の責任でやらなければ」
「これを失敗したら自分のせいだ」
「完璧にやり遂げなければ」
「同僚に迷惑は掛けられない」
こんな考えで動いていました。まぁ働いていれば当たり前と言えば当たり前の考えなのかもしれません。しかし度が過ぎたのか、引いては自分の体に悪影響を及ぼす結果になってしまうのです。
いわゆる仕事が出来る人というのは、適度(?)に他人に迷惑掛けていたり、傍若無人だったり、自由奔放だったりしますよね。そういう人は極論すれば自分本位なんだと考えています。
ある程度はそれでいいのです。少なからず人に疎まれつつも図太く仕事をする、こんな風に行けば自分の心を守りながら生きて行くことが出来ます。
未来への不安がストレスを増大させる
ストレスというのは結局、
「自分の能力で出来るだろうか」
「将来がとても不安だ」
「仕事を完遂出来るだろうか」
こんな風に「未来に対する不安」が心を疲弊させる、という部分が大きいのだと考えています。
未来に対する不安や心配をあれこれ思い浮かべてしまうのはある意味、虫や動物と違う、とても人間らしい思考です。人間だからこそ、そういう考えを持つのは当たり前なんです。
しかし時として考えすぎてしまう事により心と体に悪影響が出てきます。
結局、こういった未来への不安によって心が不安定になり、そして身体症状となって表れ、仕事も生活もままならなくなってしまう事があります。今も苦しんでおられる方は多い事と思います。
私は何とか回復して普通に仕事をしています。今でも不安が大きくなると若干体に影響が出る事もありますがコントロール出来ている状態です。
これまでの私の経験から、ストレスから心を守る、というか、受け流す、さらに言えばストレスとうまく付き合う策をご紹介したいと思います。
ストレスとうまく付き合うには
ストレスを無くすことは出来ません。生きていれば必ず付いてまわります。でもうまくストレスをコントロールすることは出来るはずです。
自分で経験・実践した「ストレスをコントロールする方法・考え方」をご紹介したいと思います。
「自分のせいではない」と考えるようにする
自分の人生は一度きりです。自分で自分を追い込む事ほど悲しいものはありません。
何でもかんでも自分で背負い込むのはやめましょう。以前の私もその傾向があったのですが「自分がやらないと。自分しか出来ない」という考え方は危険です。
あなたがやらなくても世界は回るし、会社も回ります。普段は自分の責任を持って物事に取り組む事は良い事です。しかし心を壊してしまいそうなときは
「自分のせいではない」
「自分がやらなくても何とかなる」
こう考えてみて下さい。ある程度楽天的で良いのです。
先の事を考えすぎない
上で、ストレスというのは「未来への不安」であると書きました。
であれば、先の事を考えすぎなければ良いのです。未来に対してあれこれ考えすぎても仕方ない、と割り切ってしまいましょう。
考えすぎてしまって心身に不調をきたしては元も子もありません。「俺は今を生きる!」これくらいでちょうどいいのかもしれません。
「何とかなるさ」と口ずさむ
人生の折り返し地点くらいまで生きてきて思う事は、
「何事も何とかなる」
です。失敗しても、出来ない事があっても、死ぬわけではないです。
そして時間がたてば周りの人は自分が失敗したことなど忘れて行きますし、世界は何事もなく回っていきます。
自分ではどうにもならない、と思う事であっても、他の人から見れば大したことのない悩みだったりします。であれば客観的に自分の今の悩みを見てみる事も良いでしょう。
まさに「何とかなる」のです。どうにもならない事などそうそう無いんだ、という事を意識して生きてみるだけでも心が少し軽くなりますよ。
意識してポジティブ面を見る
何か嫌な事があると、そのネガティブな面だけを見てさらに落ち込んでいってしまう、という人はいませんか?以前の私はそうでした・・・。
悪い事が起こった時もそこから一部だけでも「ポジティブな面」を見つけてみましょう。
例えば職場が駅から少し距離があって歩かなければならない時など、普通は「歩くのだるい・・・」となってしまいがちですが、ポジティブ面を捉えて「健康に良い!」「ダイエットになる!」などと無理やりにでも良い面を頭に浮かべてみるのです。
これ、かなり効果がありますよ。ネガティブ過ぎて心身の体調を崩しやすい、という人はぜひ少しでもポジティブ面を意識してみる事をおすすめします。
ストレッサーを考えない日を確保する
仕事そのものがストレスの発生源であれば、お休みの日は仕事の事を考えない、などお酒の休肝日ならぬ「休「考える」日」を作ってあげて下さい。
脳もいつもストレスにさらされていては防衛反応を起こし体に不調が現れてしまいます。脳が「お前、もう動くな、働くな」と命令してくるわけです。
こうなりたくなければ、ストレスの元凶を考えない時間を意識的に設けてあげるのです。考えても仕方ない事も多いですしね・・・。
体を動かす
色々と考えすぎてしまうから心が疲弊し体にも影響が出てしまいます。体を動かしてみましょう。運動をしている間は余計な事を考えなくなりますし、健康増進にもとても効果的です。
おすすめはウォーキングです↓
心や体が疲れているからと部屋に閉じこもっているとさらに疲れてしまう事になります。
肉体的に適度に疲労してご飯をしっかり食べて良く寝る!これが一番効きます。ここから実践してみましょう。
電気を消してお風呂に入る
これは気持ちいいですよ。電気を消して湯船につかってみて下さい。
暗い中で目を閉じてみると、脳や体が「休んでいいんだ」と捉えてくれて、リラックスできます。眠ってしまわないように注意して下さい。溺れちゃいます。
まとめ
嫌な気持ちやストレスを無くすことは出来ません。長い人生ですから時として落ち込む事、うつ症状に陥るこ事もあるでしょう。
しかしそれによって生活や仕事が出来なくなってしまっては元も子もありません。
不安を抱える事やや心配をする事は悪い事ではありませんが過度の心配性は考え物です。心配し過ぎて心身を壊してしまうなんてもったいない!
人生は一度きりです。楽しんでも悲しんでも、元気よく生きても暗く生きても一回切り。
なんとか前向きに生きて行く方法を考えて行けたらいいですね。この記事が少しでも参考になればと思います。
次の記事では、鬱状態までは行かないけれど、何となく憂鬱だな、という状態の時の対処法を紹介しています。ぜひこちらも参考に↓
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