一介の社畜である私快晴さんぽは、毎日片道1時間以上をかけて会社へ通っています。
満員電車に揺られて雨の日も風の日も雷の日も雪の日も、会社に行くことも仕事のうちだ、と半ば無理やり納得しながら通っていました。
しかし、最近ひどい風邪を引いたことをきっかけに在宅勤務をする機会があって、思いの他これが便利でですね。
最近は結構な頻度で在宅勤務をするようになったのです。
国も「働き方改革」と称してテレワーキング、特に在宅勤務を推奨し始めてるよね
まぁプレミアムフライデーを推し進めるよりはよっぽど建設的だと思いますね。
在宅勤務を広い意味で捉えるとテレワークという言葉も一般的になってきました。
在宅だと”家”限定だけど、テレワークなら在宅勤務含め本来の職場以外で働くこと全般を意味するな
この記事では、実際に経験してみて分かった在宅勤務のメリット・デメリットそして快適な在宅勤務環境の構築について考えてみたいと思います。
在宅勤務に興味のある方はぜひ参考にしてください。
在宅勤務(テレワーク)の進化
少し前はクソ遅いシンクライアント端末などを家に持ち帰って会社に接続する、そして会議は電話を使って参加、なんていうやり方だった時代もあり、在宅勤務はあまり効率が良いモノでは無かったです。
ところが最近は自宅のパソコンにソフトウェアを入れて会社に接続し、打ち合わせもWebミーティングシステムを使って参加する、といった環境が整ってきた事もあり、在宅勤務もいよいよ違和感なく出来るようになってきたな、という感覚です。
最初は私も
在宅勤務なんて本当に仕事になるんかな・・・
と懐疑的だったんですが、やってみるとこれが結構快適、ということで週に1回くらいは在宅勤務をやるヘビーユーザーになってしまいました笑
「遠隔ロケーションでも仕事できるな」
「打合せも普通に違和感ないよね」
「在宅勤務って便利だな」
という雰囲気が広がれば、ますます在宅勤務をする人が増えてそれが当たり前になっていくのだと考えています。
在宅勤務のメリット
「家で仕事が出来る」わけですから、色々なメリットがあります。
というかメリットがなきゃぁ家で仕事なんかしませんってか?
通勤時間がゼロ
在宅勤務の最大のメリットと考えているのがこの「通勤時間ゼロ」というところです。
私は毎日片道1時間以上、往復2.5時間は通勤に費やしていますから、この時間が無駄な事無駄な事・・・。
英語の勉強とか資格勉強を出来れば良いのですが、満員電車だと中々そうも行かず。。
2.5時間と言えば1日の10%以上です。これだけあれば睡眠時間や朝食・夕食の時間を延ばしたり、趣味の時間を増やしたり、といった感じで色々な事に充当できますよね。これは大きい。
また1年間で60日くらい在宅勤務を行えば合計150時間もの時間を生み出す事ができますから、それだけあれば資格を一つや二つ取る事だって可能です。
また子供の送り迎えやイベント参加なども、有給休暇なしで実行できる可能性もあるのです。
通勤時間がなくなっただけでこれほど大きなメリットが得られます。
身だしなみを整えなくても良い
会社へ行くとなれば髭を剃り、髪を整え、パリッとしたスーツとシャツを着て・・・なんて感じで、毎日の事とは言え身支度が大変です。
在宅勤務であれば、この辺の準備を全てすっ飛ばす事が可能です。
その分睡眠時間に充てたり朝食をゆったりとったり、子供と遊んだり、そんな時間に有効活用できます。
在宅勤務はホント時間的メリット大です。
周囲の環境の煩わしさがない
会社だとせっかく仕事に取り掛かれたかと思ったら上司に別の仕事を振られたり、同僚から質問が来たり、いきなり電話が鳴ったりと、息つく暇もない時ってありますよね。
在宅であれば不意に人に話しかけられる事もないですし、内線がひっきりなしに掛かってくる事もありませんから、周囲の環境によって仕事を中断させられるということがありません。
これは非常に快適です。
集中したい時に集中し、休憩したい時に休憩できる、この自由さが良い。(それがデメリットになる事もあるんですけどね・・・後述)
たばこの煙と無縁
私の職場は時代遅れ甚だしく、居室の一角に喫煙ルームが設置されています。
ほんと時代錯誤よ・・・
喫煙ルームは締め切られているとはいえ少なからずタバコの煙、つまり副流煙が流れてきてしまうんですよ泣
これが本当に嫌で嫌で・・・。
自宅であればこんな時代遅れな環境に身を置く必要はありません。何ならアロマを焚きながら仕事することだって可能ですよ。
好きな音楽を聴ける
会社ではスピーカーから音を出す事はもちろん、ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くことも出来ませんね。
そんな事やってたら変人という目で見られる事間違いなしです。
しかし音楽を聴きながらの方が物ごとに集中できる、という人もいますよね。
気分を奮い立たせたい時は激し目の音楽、心を落ち着けたい時は穏やかな音楽などなど、使い分けたい時があります。
家であれば好きな音楽を掛けながら仕事をする事も可能です。
満員電車に乗らなくていい
満員電車に乗る人のストレス値は、戦闘機パイロットの出撃直前のストレス値よりも高い、なんて言う話を聞いたことがあります。
実際、満員電車に乗ると夏はその暑さとむさ苦しい匂いに悶え、冬は厚手のコートの押しくらまんじゅうで息も絶え絶え。
そして春は春で新入社員や新入生でごった返す電車です。(だんだん人が減るのはみんな会社行くの止めちゃうのかな・・・?)
ホント都市圏の電車の通勤ラッシュ時は電車に乗りたくないです・・・。
在宅勤務ならそんな満員電車通勤ともおさらばできます。朝からリラックスして仕事に入る事が出来るのです。
風邪をひきにくい
在宅勤務なら満員電車に乗らなくていい、ということは不特定多数の人から発せられるウィルスの類をもらわずに済む、というわけです。
特に冬の満員電車でセキをする人の多い事多い事・・・。満員電車の中は風邪ウィルスのパレード状態ですよ。
ウィルスが目に見えたら、もう満員電車には乗りたくなくなるでしょうね・・・。
在宅勤務ならそんな風邪ウィルスとも無縁です。湿度も良い感じに調整して体調を整えながら働くことが出来ます。
良い意味で手を抜ける
会社では常に周囲の視線やプレッシャーを感じてしまう私ですが、家であればそういった事は皆無です。
常にストレスを感じていれば心身に良いわけがないので、平日の週1日でも在宅勤務があれば対ストレス的にはとても有用です。
仕事のストレスで体を壊すなんてもったいないですからね。在宅勤務をたまに使ってリラックスして仕事をするのも良いものですよ。
クリーニング代が減る
家ではスーツも着ませんしシャツも着ませんからクリーニングに出す量が減ります。
また雨に降られればスーツがしわくちゃになってしまい、速攻クリーニングに出さなければなりませんから、その手間・出費たるやバカにできません。家でアイロンをかける人だって、手間はかかりますよね。
在宅勤務を増やせばクリーニング代が減りますから、手間・お金の面でメリット大です。
在宅勤務のデメリット
職場で働かない、事によるデメリットは確かに存在します。
メリットの裏返しのようなデメリットもありますね。
逆に集中できない事がある
周りからの干渉がないということは、集中するしないも自分次第、ということになります。
会社であれば周囲からのプレッシャーや視線のおかげで嫌がおうにも集中せざるを得ませんが、家だと周囲からの干渉がないのとテレビや漫画といった気を散らせるのに十分な道具があるのが逆に大変なんですよね。
これだけやったら休憩15分、というように予めタイムスケジュールを決めておくとよいでしょう。
打合せで意思疎通がしにくい時がある
Webミーティングシステムを使ってリアルタイムで会社や遠隔ロケーションの人と話をする事が出来るので、そのおかげで在宅勤務が飛躍的にやりやすくなったと言えます。
ただ、その場にいないのでどうしても相手の表情が分からからず雰囲気が掴み切れません。話に入るタイミングがつかめない時もありますね。
会社で直接顔を合わせながら行う打合せよりは意思疎通はしにくいと言えるでしょう。(それほど大きな問題になるわけでは無いですけどね)
運動不足になる
在宅勤務の場合、家から一歩も出ない、という事もあるのでスマホの歩数計の数値が1000歩未満、なんてこともザラです。
これでは健康に悪い事間違いなしです。
在宅勤務の時は休憩がてら意識的に歩いたり、ストレッチしたり体に刺激を与えるようにしています。
ずーっと座りっぱなしの場合は血の巡りが悪くなって最悪エコノミークラス症候群の症状が出てしまう可能性もありますから、ここは大事です。
同僚とのコミュニケーション不足に
在宅時は同僚から話しかけられる事がないと言う点はメリットではあるのですが、裏を返すとデメリットにもなり得ます。
職場の雰囲気を感じられないですし、仕事上のちょっとした話とかができないので、業務遂行に支障が出る可能性も無きにあらずです。
まぁそこまで大きな問題になる事はないのですが、出社時よりもコミュニケーションが無くなる事は確かです。
成果を示しづらい
在宅勤務の場合、当然上司ともコミュニケーションが取りにくいですから、自分の仕事の成果を示しにくいってのはありますね。
会社にいれば立ち話的にでも仕事の内容とか説明できるので楽っちゃ楽です。
まぁ在宅でも小まめにメールや電話なりで進捗を報告すればいいだけなんですけどね。
それが面倒だから在宅やってるってのもあるけどね・・・
在宅勤務のための環境構築
在宅勤務用の環境を会社で用意してくれる所もあれば個人で用意してね、という会社もあると思います。
私の場合は会社で買う事の出来るモノもあったのですが、自分好みに合わせてほとんど自分で用意してしましました。
パソコン
会社でしょっぼいシンクライアント端末(ノートPC型)を貸与してくれたのですが、家に持って帰るのも面倒くさいし性能・機能的にも使いにくいしで、自分でPCを用意しました。
家に在宅用のパソコンを据え置いておけば、デバイス用意の心配をしなくて済みますし、緊急で在宅勤務したくなった時にも家に環境が整えられていれば安心ですしね。
↓在宅勤務用としては、NUCみたいな小型なパソコンがピッタリです。
マイクとスピーカー
Webミーティングシステムで使うための音声の入出力装置が必要です。
マイクとしてはプロのミュージシャンが使うようなお高いモノは不要です。
↓こんな感じの安価なUSBマイクで十分です。いくつか試したんですが、声が小さくても十分拾ってくれて、ミュート機能が付いているこれが一番しっくりきました。
音の出力としては、家にOlasonicのNANO-UA1(小型プリメインアンプ)とWharfedale(ワーフェデール)の DIAMOND 220(パッシブスピーカー)があるので、音質的には申し分なしです。
Web会議の相手の声が聞こえれば十分、ということであればベストセラーのスピーカーが安価でピッタリです↓
机と椅子
机と椅子は在宅勤務用に買ったという訳ではないですが、在宅勤務時にも重宝しています。
机は角が丸く加工されていて全くガタつかないGarageの「fantoni MH」、椅子は「エルゴヒューマンFit」を使っています。
長時間パソコンのキーボードをたたいていても疲れにくくて非常に良い!
長時間人間が使う道具(ヒューマンインターフェース)は多少高くても「質の良いモノ」を使いたいところです。
在宅での仕事が難しい人も居る
我が家はこのように比較的在宅勤務のしやすい環境を整える事が出来ましたが、中にはリビングや居間など、普段人がいる場所で仕事せざるを得ない人も居るでしょう。
そうなれば子供の声や家事の生活音などで集中力を削がれる、なんて事も有り得ますね。
なんとか家の中に家族が近づかない「仕事部屋」とまで行かないまでも「仕事場所」を確保できると在宅勤務もしやすくなるんですけどね。
ヘッドホンかけて周囲の雑音を消して在宅勤務、っていう人もいそうだな
まとめ
在宅勤務についてのあれこれを経験を踏まえて書き殴ってみました。
実際に在宅勤務をやってみて、会社で働くだけが仕事じゃない、どこでだって仕事は出来る、という事がよく分かりました。
仕事ぶりが見えないという理由で在宅勤務を快く思わない人がいたり、楽してるなんて思ってる人も居るかもしれません。
まぁある意味、実際に楽だけどね
しかし在宅勤務への違和感や拒否感が無くなって、在宅勤務が当たり前の世の中になる事を期待して積極的に在宅勤務を取り入れて行きたいです。
そしてこれから在宅勤務やってみようかな、と思っている人にはぜひ!と背中を押してあげたい気分です!
在宅勤務をどんどん進めて行きましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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