TOEICと英検どちらを受けるべき?試験内容、役立ち度などを考察

TOEICと英検(英語検定)は、日本国内ではどちらも非常にメジャーな英語の試験です。

TOEICと英検の違いはいくつかあります。TOEICに関しては日本発の資格ではありますが世界120ヶ国で実施されているのに対し、英検は日本国内でのみ通用する資格となります。

皆さんの中には、

TOEICと英検どちらを受ければいいの?

と、迷っている人もいらっしゃるかと思います。

無条件にどちらが良い!とは言えません。TOEICと英検は使いどころが違うのです。ただ、社会に出るとより多く使われているという点を考慮して、実用性という点ではTOEICが上です。

特に高校生以上では、TOEICを優先して勉強すべきであるという理由をいくつか挙げてみたいと思います。

まずは、英検とTOEICの簡単なレベル対応表を見てください。

英検 TOEIC 対応レベル
960~
1級 950
準1級 780
2級 600 高校卒業レベル
準2級 420
3級 380 中学卒業レベル
4級 340
5級 300

グラフにしてみます。

TOEICのレベルで測ると、5級から準2級まではあまり変わらないのが見て取れるかと思います。もちろん難易度は明確に分かれていますけどね。

2級からレベルが上がり、準1級も2級に比べると難易度がかなり上がります。1級はTOEICフルスコア近くの人が受かるレベルです。

2級はTOEIC平均スコアレベルの難易度であり、すんなり取れたという人も多いでしょう。準1級以上は本腰を入れて勉強する必要がありますね。

ではここから、英検とTOEIC両者の違いを見ながら、どちらがどういった所に活かせる資格なのかを確認していきたいと思います。

このブログはTOEICをメインテーマにしているので、TOEICびいきになりそうなのは皆さんのご想像の通りです。でも実際にそうだと考えているのです。

皆さんは皆さんで、「どちらが自分に合っているだろう?」と考えるきっかけにしてみてください。

↓TOEICと英検の求人数の違い等

TOEIC高スコア保持者は転職に有利なのでしょうか。TOEICスコアと年収の相関や、人事からの見られ方などを明らかにし、TOEIC900点の威力を説明したいと思います。
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出題の違い

英検

英検は一次試験でリスニング、リーディング、ライティング(4級5級はリスニング、リーディングのみ)、二次試験でスピーキング技能を図る試験となっています。

英検は級ごとに問題が分かれています。レベルが明確に分かれていて、対策はしやすいです。

生物や科学、宇宙など、特定分野に特化した出題もあるため専門的な単語が登場する可能性もあります。その点では幅広い息の長い勉強が必要と言えます。

リスニングは日常会話からアカデミックな問いかけまでが出題され、的は絞りにくいと思われます。リーディングは英文を丁寧に読み解く精読力が問われると言えるでしょう。

英検はアカデミックな、勉学的な題材が出題され、しっかり聞いて、しっかり読む資格試験と言えますね。中学・高校での英語学習の成果を確認するための資格試験として重宝されています。

TOEIC

TOEICはリスニング、リーディングの2技能を図る試験となっています。スピーキングとライティング用にTOEIC Speaking & Writingが別試験として用意されています。

TOEICはフォームの違いがあるので1回の試験の問題は2種類ほど存在することになりますが、
全員が同レベルの問題を受ける事になります。

日常会話やメールのやり取りなど、比較的初歩的な出題が多いですが、ビジネス寄りの難しめの単語が登場することもあります。

ただ、TOEICは情報量との勝負的な所があり、分からない単語は一瞬で意味を類推してスピーディに先に進んでいく必要があります。ただ登場しやすい単語は概ね決まっていて、TOEIC用の単語帳を1冊覚えきれば事足りるでしょう。

リスニングはとにかく集中力勝負。一瞬の判断力が必要となります。リーディングは大量の問題を解く情報処理能力を問われます。

リーディングは時間内で全ての問題を余裕を持って解き切るのは難しく、時間勝負の面があります。

TOEICはビジネス寄りの問題が多く、ビジネスで必要となるスピーディさと判断力を問われる資格試験、という見方が出来ますね。

就職活動や転職活動など、ビジネス目的で使う英語の試験としてはTOEICの方が親和性が高いと言えます。

試験回数と合否・スコアの違い

まずTOEICは年に10回試験がありますが英検は3回しかありません。

TOEICはほぼ毎月試験が開催されていますし、企業や大学といった団体が自分の開催したい時期に自由に開催できるIPテストという制度もあり、英検に比べてTOEICは受験機会がかなり多く確保できる、というところが利点です。

TOEICの受験方法って、公開テストとIPテスト(いわゆる団体受験)がありますよね。個人で申し込むか団体で申し込むかの違い位しかないのかな、と思いきや結構いろいろな違いがあるのです。2つの違いやメリット・デメリット等を明らかにしたいと思います。

TOEICは必ずスコア・点数で結果が返ってきます。リスニング495点、リーディング495点の計990点を満点とするスコアによってレベルが分かるため、受験をし続けて語学力を常に向上させていくのに適しているテストです。スコアの表記が明確で分かりやすいですね。

「TOEIC900点!」

と言えば、「おー、すごい!」というイメージを持っている人も多い事でしょう。

英検も2016年度から数値で表現するようになりました。TOEICをかなり意識してみました、という感じのスコアですね・・・。

級の意味があまりなくなったような気もしますが、英検と言えば級でレベルを把握してきたので、点数と級を併存させることにしたようです。

というよりも、英検はそもそも級によって問題が違うので、2級の合格者は2級レベル、という言い方しかできないですね・・・。

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それにしても英検のスコアは分かりにくいです。しかも級表記も併存しているため、「どっち使えばいいの???」となってしまいます・・・。スコアと級の関係などがうまく浸透すると良いんですけどね・・・。

レベル設定の違い

英検は準1級以上でなければ資格としてさほどインパクトを与えることができない上に2級とのレベルの差が大きいところがネックですね。

英検2級のレベルはTOEIC600点、準1級は800点程度に相当しますが、相当なレベル差がありますので、英検でどちらかの級に振り分けられるよりもTOEICの方がステップアップしやすく、査定する企業や大学にとってもTOEICの方が判断しやすいのです。

2016年から英検にもスコア制が導入されましたが、まだまだ浸透していませんし、現時点ではTOEICのスコアに頼っている大学なり企業なりが多いでしょう。

「英検2級を持っていて、L・R・WのCSEスコアは1760点です!」

と言われても、どれ位のレベルなのかピンとこないのは私だけ?

「結局2級レベルか」

という評価になってしまいそうなのが英検のもったいないところ。

必要な語彙力の違い

ビジネス寄りのTOEIC、アカデミックな内容も出題される英検という違いはありますが、必要な語彙力はどれくらい違うのでしょうか。

必要な単語数で測ってみたいと思います。ちなみに、ネイティブは20,000単語レベルの語彙力を持っているそうです。

英検 TOEIC 語彙力(単語数)
ネイティブ:20,000
1級 12,000
990 10,000
900 9,000
準1級 700 7,000
2級 500 5,000
400 4,000
準2級 300 3,000

先ほどの英検とTOEICスコアの対応表とけっこう異なっているのがお分かり頂けますでしょうか。必要な語彙力で言えば、英検1級が飛びぬけていて12,000単語もの実力を必要とします。

英検は単語を覚えるのにも結構な労力が必要ですね。逆にTOEICもそれなりの語彙力は必要ですが、登場する単語というのはある程度限定されているようです。フルスコア990点でも10,000単語程度の実力があればいける、という感触です。

英検の最高峰1級とTOEICの最高峰990点を比べた場合、就活や転職活動ではTOEIC990点の方がインパクトがありそうですが、英検1級の方が必要語彙力が高いという事で、英検は少々コストパフォーマンスが悪いですね・・・。

TOEICの製作者であるETSによると、「TOEICに出てくる単語数の95%は3,714単語でまかなわれる」と公言しています。TOEICは4,000単語でOKとよく言われている根拠ですね。

しかし、本当に4,000単語程度の語彙力では、TOEIC400~500点レベルがせいぜいでしょう。なぜなら、カバーされない5%の英単語の影響が結構大きいからです。

Part7で考えた場合、問題文一行に15単語くらい並んでいます。5%ほど分からなければ、4行で3単語程度は分からない単語が出てくることになります。下手すると1行に1単語くらい不明な単語が登場してくるわけです。

情報処理能力、判断力が問われるTOEICでこれはかなり致命的です。全然スラスラ読めないですよ、これでは。さらに分からない単語の中で設問に関係してくる単語もあるでしょうから、勘で答える回答も増えてしまいます。

よって、4000単語程度の語彙力では400~500点程度が関の山となるのです。そしてTOEICに必要な語彙力は次の式で表されるとよく言われます。

スコア × 10 = 必要な語彙力(単語数)

例えば、TOEIC900点を取りたい場合に必要な語彙力は、900 × 10 = 9,000単語くらいだ、ということになります。

語彙力という点でも英検はやはり準1級と1級の間に大きな壁があるのが気になりますね。

就職活動の際の違い

そもそも、英検とTOEICでは出題形式も違いますし、求められる能力もかなり違うので、適用のしどころも違っていて当然です。

多くの人の人生のターニングポイントとなる「就職活動」。ここで自分の思い描く理想の企業に入る事が出来るかどうかが、その後の人生に大きな影響を与える事になります。

就職活動の際には英検とTOEIC、どちらを使うべきでしょうか?

問題の内容を見てみると、英検は基礎英語(問題が簡単という意味ではありません)、TOEICはビジネス英語の力を問う構成になっています。

TOEICはビジネス寄りの出題が多く、情報処理能力・判断力を求める試験ですので、就職を控えた大学生にマッチした試験と考えられます。就活の際にはTOEICのスコアを求められることも多いはずです。

大学生はどんどんTOEICで高スコアを目指すべきです。TOEICは単位取得や就活時に活用できますので、将来後悔しないように、今をしっかり生きましょう。
大学生の多くは就職活動のエントリーシートにTOEICスコアを記載すると思います。大学生が勉強を始めてTOEICを受けるべき時期について考えたいと思います。また、冬に受験する大学生が多いと思われますので、その際の注意点も記載します。

英検もスコア制を導入しましたが、級も併存していて今一つどう使えばいいのか分かりにくいです。内容的にもどうしても、中学・広告での英語学習の一環、といった使い方が主になってしまうのです。

また、英検は2級と準1級の間、準1級と1級の間に大きな差があり、企業側からすると評価しにくい面があるのは確かです。その大きな差の間にいる人たちがどうしても多くなってしまうんですね。スコア制を導入したとはいえ、級を採用している限りこのジレンマは続くでしょう。

TOEICは常にスコアで小刻みにレベルを分けられますし、英語力が同じであればいつ受けてもスコアが一定に保たれるという性質からしても、企業側からは非常に使いやすい資格と言えるでしょう。

能力の伸び方の違い

先ほども紹介した通り、TOEICの場合は年に10回開催されていることもあり、間を空けず繰り返し受験することで確実にステップアップできます。

私も何度か連続で受けました。受けた後はげっそりするほどの集中力が必要ですが、本番に勝る鍛錬はない、という言葉がまさにピッタリの試験です。本番試験の度にレベルアップを実感できます。

TOEICの点数は勉強時間に比例すると言われており、自分に合った適切な問題集を選んで継続的に勉強をする事で、語彙力、リスニング力、読解力を身につけて行くことが出来ます。

自分の経験上も、TOEICを勉強すればするほどレベルアップを実感することが出来ましたね。

英検はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を計測できるところが優れた点でもあり、逆にとっつきにくい、勉強しにくい、という事でデメリットにもなってしまっています。

英検は、時間に余裕のないビジネスマンが腰を据えて勉強するにはなかなかハードルの高い試験になってしまっているのです。

TOEICは「L・R」と「W・S」が分かれているので、自分の受けたい方を自由に選んで受験できる点が強みですね。

TOEIC試験は企業でも取り入れられている事が多く、在籍している社員向けに社内で無料で試験を開催したりしています。

先ほどもご紹介したIPテストという制度ですね。会社ごとに開催可能なので、英語力の維持と向上を図るために積極的に活用されているのです。

TOEICの受験方法って、公開テストとIPテスト(いわゆる団体受験)がありますよね。個人で申し込むか団体で申し込むかの違い位しかないのかな、と思いきや結構いろいろな違いがあるのです。2つの違いやメリット・デメリット等を明らかにしたいと思います。

英検はスコアが導入されたとはいえ、やはり級表記で表現する事が多くなりそうです。そうなると、あと少しで目標の級の合格に届かなかった場合に心が折れないように、次を考えて勉強を継続する必要がありますね。

英検は4技能を幅広く勉強する必要があるのでなかなか一気にレベルアップを実感するのは難しいかもしれませんね。

まとめ 英検とTOEIC

中学生が受ける英語の試験としては、英検が主流でしょう。皆さんの中にも中学生時代に英検を受けた、という方がいらっしゃると思います。

そして高校までは英検が通用しても、大学生・社会人ではTOEICが英語力の物差しになるため、早い段階からTOEICに向けて対策を練ることが有利な大学生生活、就職への得策と言えます。

「TOEICの勉強の仕方が分からない・・・」

という方はぜひこのブログを参考にしてみてください。

TOEICはリスニング・リーディングに特化して勉強しやすい、というのも良い点です。

また、大学入試にもTOEICなどの資格試験を活用していこうという動きもありますので、高校生であってもTOEICを勉強しておくと有利になる時代が来るかもしれませんね。

TOEICのスコアを活用する大学入試はかなりの数があります。ざっと数えてみると、全国の国立・私立大学で、全1614個の入試でTOEICが活用されているようです(2016年10月~12月時点のデータ)。どれ位のスコアが求められているのか、等を明らかにします。

英検もスコア制を導入してきましたので、TOEICに奪われがちだった社会人層の受験者を奪い返していく、という流れも来るかもしれません。

しかし、英検がビジネス寄りの出題でないことや、ライティング・スピーキングが必須であるという点で、なかなか社会人層とのマッチングがうまくいかないのが実情ではないでしょうか。

英検は中学や高校での英語学習の一環といった使い方が適していると考えられ、一方、大学生や社会人であれば英語力の評価として使われるのはTOEICが多いはずですから、現時点ではTOEICの勉強を加速させることをおすすめします。

↓TOEIC学習のおすすめ教材はこちら。TOEICスコアを確実に上げたい方はぜひ。

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