「TOEICのスコアがさっぱり伸びない・・・」
とお悩みの方は多いと思います。停滞期とか後退期って確かにありますよね。そしてその原因は勉強法にある場合が多いです。
一念発起してから3か月で500点レベル→900点超までスコアを上げる事が出来た私ですが、その昔TOEICを勉強していた時にスコアがさっぱり伸びなかった時期がありました。
実際に自分のスコアが伸びなかった時の勉強法を紹介します。また勉強法だけでなく意識の違いなども織り交ぜたいと思います。
以前「効率の悪い勉強法」を記事にしたことがありました↓
上記の記事では”一般的に考えて”効率が悪いと思われる勉強法を紹介しました。
今回は実際に自分で実践してみてスコアがさっぱり伸びないな、と実感した勉強法を紹介したいと思います。
もしあなたの勉強法に当てはまっているモノがあれば、一度見直してみる事をおすすめします。
英単語のみを覚えようとする
英単語帳って本当に多種多様、いろいろありますよね。TOEICだけに絞ってみてもどんだけあるんだ!というくらい書店にもたくさん並んでいます。
これでは単語帳選びに迷ってしまうのも無理はありません。
私もこれまで色々と英単語帳を買ってきました。10冊近く購入したでしょうか・・・。最初は英単語とその意味がひたすら載っている単語帳を使って勉強していました。
しかし、覚えられないし飽きてくるし苦痛だしで、スコアにも繋がらなかったですね。結局は最終的に文章の中で英単語を覚える、というスタイルに落ち着きました。
英文を読みながら英単語を覚えるメリットや方法、おすすめ教材なんかは下記の記事を参考にしてください↓
リスニングはただ「聞くだけ」
私はリスニングに大きな苦手意識を持っていました。聴いても理解できないんです・・・。そして勉強法もただ英語の音声を「聞くだけ」というやり方をしていました。
日本語訳を読めば理解出来すので、その後もう一度音声を聞くと分かったような気になってしまうんですね。でも時間を空けて聞くとやっぱり理解できない、ということになります。
リスニングが苦手なのにそれを放置していたんですね。これは非常にもったいなかった。
TOEICはリーディングよりもリスニングの方が点を取りやすい仕組みになっています。リスニング力は一気に伸ばしてしまうべきだと考えています。
私がTOEICで900点を超えるためにとった戦法は「アウトプット」です。具体的に言うと「シャドーイング」を取り入れました。
やる前は食わず嫌いで遠ざけていましたが、シャドーイングを取り入れた後は、「リスニング力を伸ばすにはこれしかない!」と思えるほど、最強の勉強法だと認めることになりました。
リスニング力が伸びないな~、という方はシャドーイングを試してみると世界が変わるかもしれません。方法などは次の記事を参考にしてみて下さい。
リーディングは空欄・設問の周りだけに注目する
以前の私は普段の勉強時から、効率的に答えを見つける訓練をしようと思ってPart5・6なら空欄周りだけを読んで回答しようとしたり、Part7なら飛ばし読みや部分読みで設問に対応する場所だけピンポイントで見つけようとしていました。
これでは英語を読む力なんて上がるわけがなかったのです。結果的にTOEICのスコアも伸び悩むことになりました。
TOEICも結局は英語です。英語の力を伸ばさなければスコアも伸びません。空欄前後のみに注目したり飛ばし読みをしたりするのではなく、しっかり全文を読んで理解することを意識するようになってからスコアが伸びるようになりました。
「こうすると楽が出来ますよ」とあなたを誘惑するテクニックに頼るのは危険です。楽をした分だけ目標スコアは遠のくことを理解しておきましょう。
勉強時間が足りない
TOEICスコアが伸びない主要因は恐らくこれですね。勉強時間が圧倒的に足りないのです。
スコアが伸びなかった頃は、900点取った時の勉強時間と比べると1/5とかそれ位の時間しか確保できていなかったと思います。
勉強時間と言うよりも勉強密度と言った方が良いかもしれません。スコアが伸びない時って勉強時間の密度が薄かったんですね。はっきり覚えていない位、だらだらとテキトーにしか勉強していませんでした。
休日は時間があるはずなのに勉強以外に事に時間を費やしてしまったり、平日も帰ってきて疲れたからと言い訳して勉強しなかったり、とそんなやり方をしていたのです。
どんな問題集を使うかも大事ではあるんですが、結局は量をこなす事がスコアアップへの近道です。
自分の勉強時間は足りているのか?と疑問を抱くようであれば目一杯、限界までやってみて下さい。その先に見えてくるモノがあるはずです。
問題をこなす量が少ない
これは勉強時間とも関係しますが、こなすべき問題数をこなせていない事がスコアの伸び悩みの原因の一つでした。
具体的にはスコアが伸びなかった時は英単語帳1冊と公式問題集、あともう一、二冊くらいの問題集のみをこなしていました。正直これでは多様な問題に触れる事が不可能なのでスコアにも結びつかなかったんですよね。
本気になって900点超えを目指そうと勉強した時は結局30冊くらいの問題集をそれぞれ複数回解くくらいの結構な量の問題をこなす所まで行きました。結局やるべき事をやらなければスコアも伸びはしません。
「本気になってやる!」と決めたことを自分なりにしっかり取り組んでみて下さい。各スコア達成に向けて、どれ位の問題数を解けばよいのかは次の記事を参考にしてください↓
TOEIC向け「以外」の材料を使って勉強している
例えば英検やTOEFL向けの教材を使ってみたり、なんてことに手を出してみてもTOEICのスコア向上のためには効率が悪すぎます。
TOEICにはTOEIC向けの良教材が多数あるのでそちらを使った方がはるかにスコアは伸びます。
TOEIC向けの教材をいくらやってももうスコアが上がらない!というレベル(900点超えとか)になって初めて違う角度からの勉強に手を出してみるのはありですが、そうでなければまずはTOEICの勉強を極めましょう。
英単語を勉強する場合でも「Duo」とかがたまに勧められていたりしますけど、あまり良くないですね。TOEICに出てくる英単語とズレてますもん。
TOEICにはTOEIC向けに作り込まれた教材・問題集を使う、これ鉄則です。
英語力を伸ばしていきたい人はもちろんTOEICで止まる必要はありません。Duoなりもっと別の教材なりをどんどん使って知識を向上させていけばよいと思います。
でもそれはTOEICで目標スコアを取った後に始めても遅くはありません。今あなたが目指す事の目的・目標をブレさせない事が大切です。
目標が低い
勉強法ではないですが、ある意味これが一番最初に定まっていないと何やってもダメな気がします。
自分のスコアが伸びなかった時って、スコアの目標が低かったんです。700点とかその位を目標にしていました。これではその付近のスコアまで伸びてしまったら満足してしまって更なる高みには行けないのです。
900点超えという目標を持つことで、そこに向けた努力が出来るようになります。
自分の限界を超えたい、という場合は目標を一段階高くしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。恥ずかしながら私のTOEICスコアが伸びなかった時の勉強法、悪い見本をご紹介しました。
紹介した勉強法に当てはまっている、という人はぜひ自分の勉強法を振り返ってみて下さい。1年、2年と勉強を続けてもスコアが伸びない、という人は自身の勉強法を見直してみる事をおすすめします。
スコアが伸びない勉強法の逆!スコアを伸ばすための勉強法は次の記事を参考にしてください↓
どんどん失敗してそこから学ぼう!なんて事もよく耳にしますが、「失敗なんかしている時間はない!」という人も多いでしょう。ぜひ参考にしてみて下さい。
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